この事例のポイント
- 月曜の朝に炉を一斉に立ち上げるため、基本料金を決める一番使った30分が毎週のように最高を更新していた。
- 翌週の注文から炉ごとの電気の使い方を予測し、納期に間に合う範囲で立ち上げをずらす案をAIが出す仕組みにした。
- 反対していた班長と2週間試して納期の遅れが出ないのを確かめ、基本料金を年約420万円下げた。
事業者のプロフィール
| 事業内容 | 自動車や建機の部品の焼入れを受ける熱処理の会社(熱処理炉14基) |
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| 所在地 | 大分県 |
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| 業種 | 製造業 |
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| 従業員数 | 従業員45名 |
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課題と取り組み
抱えていた課題
- 電気代が3年で約1.8倍になり、年約1億2,000万円と利益をほぼ食いつぶしていた。
- 電気の基本料金は1年で一番使った30分で決まるが、月曜の朝に炉を一斉に立ち上げるため、その30分が毎週のように最高を更新していた。
- 炉の立ち上げの順番は、注文の納期を見ながら班長が毎朝決めていて、電気の使い方までは見られなかった。
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やったこと
- 電力会社の30分ごとの使用量の1年分と、炉ごとの稼働の記録をそろえ、どの炉をいつ立ち上げると電気が跳ねるかをAIで分析した。
- 翌週の注文から炉ごとの電気の使い方を予測し、納期に間に合う範囲で立ち上げをずらす計画の案をAIが出す仕組みを作った。
- 班長は「月曜の朝に全部上げないと間に合わない」と反対したため、まず2週間、案どおりに回して納期の遅れが出ないことを確かめた。
- 電気の使用量が上限に近づくと事務所と現場の画面に知らせが出るようにし、古い炉2基は省エネ型に入れ替えた。
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事業の効果
- 電気の基本料金:年約420万円の削減
- 一番使った30分の電力:約2,300kWから約1,850kWに
- 立ち上げの順番を決める班長の朝の作業:40分から10分に
- 炉の空き時間が見えるようになり、急ぎの注文を受けられる日が増えた
今後の展望
予測の仕組みを太陽光の発電量とも合わせ、昼の自家発電の時間に電気を多く使う炉を回す。
出典・補足
この一覧には、採択事例のほかに参考事例も含まれています。