ばねの出荷をAIで予測し、在庫を1.9億円から1.3億円に

成果在庫の金額:約1.9億円から約1.3億円に

この事例のポイント

  • 何をどれだけ作りだめするかは営業の記憶頼みで、倉庫がいっぱいになり建て増しの話が出ていた。
  • 出荷の多い上位300品目から、取引先ごとの注文の間隔と量でAIが翌月の出荷を予測する仕組みにした。
  • 在庫が約6,000万円減り、約3,000万円の倉庫の建て増しも取りやめた。

事業者のプロフィール

事業内容機械や家電に使うばねをつくる会社(扱う品目3,200)
所在地和歌山県
業種製造業
従業員数従業員60名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 取引先は約400社。急な注文に応えるため、よく出るばねを作りだめしていたが、何をどれだけ作るかは営業の記憶頼みだった。
  • 倉庫がいっぱいになり、約3,000万円で倉庫を建て増す話が出ていた。
  • 在庫の半分ほどは1年以上出ていない品だった。その一方で急ぎの品が無く、残業で作ることが月に10回ほどあった。

やったこと

  1. 建て増しを決める前に、経理を担当する社長の娘が、5年分の出荷の記録を品目ごとに整理した。
  2. 出荷の多い上位300品目について、取引先ごとの注文の間隔と量からAIが翌月の出荷を予測し、作る量の案を出す仕組みを作った。
  3. 営業が取引先から聞いた「来月から増える」といった話を入れる欄を作り、AIの予測に足せるようにした。
  4. 1年かけて予測の当たり方を確かめ、残りの品目にも広げた。1年以上出ていない品は取引先に相談して引き取ってもらった。

事業の効果

  • 在庫の金額:約1.9億円から約1.3億円に
  • 倉庫の建て増し:取りやめ(約3,000万円の投資が要らなくなった)
  • 急ぎの品を残業で作る回数:月10回ほどから2回ほどに
  • 取引先に「次の注文はこのころでは」と先に聞けるようになり、注文の取りこぼしが減った

今後の展望

予測を材料の鋼線の発注にもつなぎ、値上がりの前にまとめて買う判断に使う。

同じ使い方に補助金は使える?

予測の仕組みと、それを生産管理のシステムにつなぐ費用は、省力化投資補助金(一般型)やものづくり補助金などが対象になりえます。ソフトだけを入れるならデジタル化・AI導入補助金のほうが合う場合もあり、御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

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出典・補足

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