ものづくり補助金平成24年度神奈川県

電子部品の次期高精細配線印刷用グラビア版の開発

アテネ株式会社

この事例のポイント

  • 電子部品の電極配線に使われるスクリーン印刷は、精細化する印刷に限界が来ていた。
  • 電子部品の電極配線を高精細に印刷するためのグラビア版を開発した。
  • 電子部品の電極配線を高精細に印刷するグラビア版の開発に成功し、版のパターン幅を精細化することができた。

事業者のプロフィール

事業者名アテネ株式会社
所在地神奈川県 腰沢市
業種電子部品・デバイス・電子回路製造業
技術分野めっき
従業員数120人
資本金5,400万円
設立1958年

事業の背景

かつてレコード盤の製造メーカーだったが、レコードがCDに取って代わられる中で事業を転換した。当時の売上の約4割を占めていっためっき部門は、リーマンショックの反動を受けて完全にクローズし、大きな赤字を出した。現在はメタルマスク事業を中心に、半導体やフラットディスプレイなどの分野で採用されている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度電子部品の電極配線に使われるスクリーン印刷は、精細化する印刷に限界が来ていた。
  • 新製品・新技術高精細な配線印刷を可能にする新たなグラビア版の開発が必要だった。
  • 販路・情報発信レコード製造からの転換後、後発の受注先として売上を確保することに苦労していた。
  • その他リーマンショックの反動で売上の約4割を占めるめっき部門をクローズし、大きな赤字を抱えていた。

やったこと

電子部品の電極配線を高精細に印刷するためのグラビア版を開発した。グラビア版の開発には、当社独自の技術であるSUPER NOVA法を活用し、細かな溝を成形した。この開発によって版のパターン幅を精細化することに成功した。補助金は主にテスト用の原材料の購入、微細で高度な溶接が必要なグラビア版の外注加工費、そして開発に係る人件費に充てた。補助金により通常以上にテストの回数を増やし、様々な環境でのテストを行うことができた。

新しい製品・サービス:電子部品の次期高精細配線印刷用グラビア版

事業の効果

電子部品の電極配線を高精細に印刷するグラビア版の開発に成功し、版のパターン幅を精細化することができた。テストの回数や環境を増やして検討を重ねられたため、開発の成果に結びつけることができた。本製品が事業化すれば、新たな技術として事業の柱になると見込んでいる。

今後の展望

補助事業の製品は事業化に向けて準備を進めている。また、インバー製のメタルマスクを新たに開発し、有機ELディスプレイの高精度化や生産性向上への貢献を次のターゲットとして取り組んでいる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。