ものづくり補助金平成28年度製造業神奈川県

油ハネ、油煙、オイルミストを激減させる卓上型フライヤーの開発

クールフライヤー株式会社

この事例のポイント

  • 従来のフライヤーは油ハネや油煙、オイルミストで汚れがつきやすく、排熱も大きいため、使い勝手が良いとは言えなかった。
  • フライヤーに水冷方式を取り入れ、油槽下部を冷却する独自の研究開発を行った。
  • 水冷方式により油ハネや油煙、オイルミストによる汚れや排熱を大幅に軽減し、デザイン性も備えた製品になった。

事業者のプロフィール

事業者名クールフライヤー株式会社
所在地神奈川県
業種金属製品製造業
技術分野デザイン

事業の背景

補助事業の前、代表者は10年以上前に新しいフライヤーを開発する事業に参画し、フライヤーには改良の余地があることを知った。その後も別のベンチャー企業の開発に参画したが、その会社は頓挫した。それでもフライヤーには大きな改良余地があり、ユーザーにも期待があることがわかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術従来のフライヤーは油ハネや油煙、オイルミストで汚れがつきやすく、排熱も大きいため、使い勝手が良いとは言えなかった。

やったこと

フライヤーに水冷方式を取り入れ、油槽下部を冷却する独自の研究開発を行った。その結果、調理性能を大幅に高めるシンプルな基本構造のクールフライヤー®が生まれた。補助事業では「従来フライヤーによる揚げ調理の概念を変える」を開発テーマに試作機を製作し、実証実験まで取り組んだ。当初の目標は達成できなかったが、改良課題は明確になった。

新しい製品・サービス:クールフライヤー®

事業の効果

水冷方式により油ハネや油煙、オイルミストによる汚れや排熱を大幅に軽減し、デザイン性も備えた製品になった。これにより、従来の厨房だけでなくオープンキッチンなどにも利用シーンが広がり、新しい市場を拓くことが見込まれる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性4

    10年以上前のフライヤー開発参画や頓挫したベンチャーでの経験から、油槽下部の冷却研究へ継続して取り組んだ経緯が読み取れます。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    オープンキッチンなど新たな利用シーンを開拓する方針はうかがえますが、市場規模や競合との比較は書かれていません。

  • 課題の認識と解決4

    油ハネ・油煙・排熱が使い勝手の課題と明示され、水冷方式による解決の方向性が具体的に示されています。

事業の実現可能性36%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    厨房やオープンキッチンでの利用、ユーザーの意見を取り入れる姿勢は書かれていますが、顧客ターゲットの詳細は薄いです。

  • 事業化までの道筋3

    ヒーターの構造や制御部分の改良、テスト運転を経て製品化を進める流れは書かれていますが、期限は示されていません。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    「従来フライヤーによる揚げ調理の概念を変える」という開発テーマで、新しい市場を拓く方針が明確に示されています。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献3

    水冷方式と調理中に油を自動ろ過する機能という技術的な新しさはうかがえますが、業界全体への波及は書かれていません。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    従来にない高性能なフライヤーで新市場を創出する点はわずかにうかがえますが、産業構造の転換までは読み取れません。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

補助事業終了後も改良課題に取り組み、目標達成に目途が立ってきた。今後はヒーターの構造や制御部分などを改良し、テスト運転でユーザーの意見を取り入れながら製品化を進める。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。