高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
| 所在地 | 大阪府 東大阪市 |
|---|---|
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | デザイン,デザイン,接合・実装,接合・実装,立体造形,立体造形 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2006年 |
大阪シールは、飲料ペットボトルや化粧品、食品・調味料、洗剤などのシュリンクラベル用フィルムの加工を専門に手がける会社である。主力製品はシュリンクフィルムで、小ロット受注に強みがある。シュリンクラベルは、ラベルを分別処理することが一般的になり、消費者が取り外しやすいミシン目加工の需要が高まっている。
抱えていた課題
やったこと
シュリンクラベルの受注増に対応するため、カットとRシールの両方が行える複合機の最新カット機を、自社設計により導入した。新設備には、フィルムのブレや蛇行を自動で修正する機構と、フィルム切れの際に自動停止する仕組みを取り入れた。機械スピードは低速から高速まで可変範囲を広げ、出来高効率を高めた。製品形状に合わせたR形状のミシン目にも対応できるようにした。
新規受注が増加し、作業効率も向上して収益が向上した。カット機は自動でフィルムのブレや蛇行を修正し、フィルム切れ時に自動停止するため、不良品の発生を防げるようになった。処理能力が向上したことで、省力化と受注増の両方が見込まれる。
新事業進出・ものづくり補助金
フィルム加工を主力に、過去に緩まないナットを4〜5年かけ開発し特許取得した経緯があり、事業の延長線上に今回の設備投資が位置付けられている。
不良品率0.001%以下を自社設計設備で実現し顧客から高い信頼を得ており、高速加工での品質が競争優位になっている。
従来はカットとRシールで専用機が必要で、フィルムのブレや蛇行による不良が課題だったと整理し、複合機とブレ修正機構で解決している。
受注増や作業効率向上を狙うとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は示されていない。
代表が自社で設備を設計・開発し、試験装置の自作や特許取得の実績があるなど、技術面で補助事業を遂行できる体制がうかがえる。
Rシール対応のミシン目加工で、製品形状に合わせた加工が必要な容器ラベルの顧客ニーズに応えている点が示されている。
今後の販売拡大や品質・納品速度での受注獲得は述べられているが、遂行スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
R形状のミシン目加工に対応し、緩まないナットなど世の中にない製品を自社開発している点で、新規性と高付加価値性がうかがえる。
新規受注や雇用への波及は触れられているが、国が補助する経済波及や社会的インフラとしての積極的な理由は示されていない。
不良品削減、処理能力向上、自動停止機構で省力化と受注増を狙い、収益向上につながるとしている。
自動停止や自動修正などの機構は導入されているが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は明示されていない。
公開情報では判断できません。
東大阪市で創業し地域の企業と取引しているが、地域特性を活かした付加価値や地域経済成長への牽引は明記されていない。
フィルム加工事業では品質の高さや納品スピードの速さを売りに、さらなる顧客や受注の獲得を目指す。緩まないナット「パーフェクト・スクリュー」と物差し「GOKA1(快)」の販売にも本腰を入れ、フィルム加工と自社製品販売の2本柱でビジネスを拡大する。
フィルム加工と自社製品販売の2本柱で、ビジネスを拡大したい
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル