ものづくり補助金平成24年度長崎県

ゴムと樹脂の直接接合の適用範囲を大幅に広げる技術開発

株式会社中野製作所

この事例のポイント

  • ゴムと樹脂を接合する際、両者の耐熱温度が異なるため、熱によって樹脂が変形してしまう。
  • 上部金型と下部金型のプレス圧力を支える接触面に断熱材を挟み、樹脂を設置する部分を空洞にした。
  • 樹脂の変形を抑えながらゴムを成形できる新しい製造方法が確立できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社中野製作所
所在地長崎県 東彼杵郡東彼杵町
業種ゴム製品製造業
技術分野動力伝達
従業員数22人
資本金1,000万円
設立1987年

事業の背景

主力はゴムローラー製品で、顧客ごとにカスタマイズしたものづくりを強みとしている。2008年に発表した接着結合技術「ラジカロック」はゴムと樹脂を接着剤なしで強固につなぐ技術として多様な分野から注目された。一方で、ゴム業界では海外メーカーの参入により競争が厳しくなっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術ゴムと樹脂を接合する際、両者の耐熱温度が異なるため、熱によって樹脂が変形してしまう。
  • 品質・精度複雑な形状の樹脂に対応するには高精度の金型加工が必要になり、その分、商談の見送りが多かった。

やったこと

上部金型と下部金型のプレス圧力を支える接触面に断熱材を挟み、樹脂を設置する部分を空洞にした。さらに樹脂の上にゴムを成形する部分にだけ凸型の金型構造を作った。これにより熱による樹脂の変形を抑えられることが分かった。その結果、樹脂の大きさや形状に依存しないゴム成形金型を作れることが判明した。

新しい製品・サービス:ゴムと樹脂の直接接合に対応した、樹脂の大きさや形状に依存しないゴム成形金型と新しい製造方法

事業の効果

樹脂の変形を抑えながらゴムを成形できる新しい製造方法が確立できた。これにより、ロボットなどの新規市場へ進出できるようになった。これまで取り逃していた受注の確保も目指している。

今後の展望

今後は実証用サンプルを見せながら、新しい製造方法をアピールしていく。

事業者の声

世の中にないものをつくりたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。