ものづくり補助金平成24年度北海道

3次元曲面を取入れた鉛フリーメタルジグの試作開発

株式会社フジワラ

この事例のポイント

  • 平面基調ではない鉛フリージグを製造する自社技術がまだ確立されていなかった。
  • 鉛が主流のオモリに対して、特許を申請できるほど新しい合金素材を開発した。
  • 3次元曲面を取り入れた鉛フリーメタルジグの試作により、平面基調ではないジグの自社製造技術を確立した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社フジワラ
所在地北海道 北斗市
業種その他の製造業
技術分野鍛造
従業員数27人
資本金2,000万円
設立1967年

事業の背景

釣り具・オモリ製造を手がける同社は、環境に優しい素材を用いた商品開発で実績を上げ、業界から高い評価を受けていた。国内の釣り人口は20年前と比べて約50%減少したと言われるが、ジグを含むルアーフィッシングは年々伸びているとされる。今後の需要増を見込み、平面基調ではない鉛フリージグの自社製造技術を確立しようとした。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術平面基調ではない鉛フリージグを製造する自社技術がまだ確立されていなかった。
  • 新製品・新技術鉛が主流のオモリに代わる、強度などの性能が高い新しい合金素材が必要だった。
  • 品質・精度3次元曲面ではホログラムシートにシワができ、商品としての価値がなくなる問題があった。

やったこと

鉛が主流のオモリに対して、特許を申請できるほど新しい合金素材を開発した。この合金は従来品より強度などの性能が高く、メタルジグ用の素材として有効である。要望の強かった3次元曲面を採用し、ロール式の「ホログラム熱転写機」を新規導入した。実験を重ねてシートメーカーごとの条件をノウハウとして蓄積し、ジグへの転写後に生じた光沢の減少はUV塗料を照射装置で瞬時に硬化させて解消した。成型時に生じた湯引きは溶融温度と金型の改良で解消し、仕上げはエアブラシ吹付けによるオリジナルカラーとした。

新しい製品・サービス:3次元曲面を取り入れた鉛フリーメタルジグ

事業の効果

3次元曲面を取り入れた鉛フリーメタルジグの試作により、平面基調ではないジグの自社製造技術を確立した。特許取得の新しい合金素材とホログラム転写、UV硬化の技術により、デザイン性の高い商品化の目処が立った。コスト面の解決には時間を要したものの、商品化の見通しを得た。国内外での需要拡大につながる効果が期待される。

今後の展望

商品構成が固まった時期に国際フィッシングショーや催事・イベントへ積極的に出展し、国内外へアピールする。将来的には製造構成の50%を目指す。多品種の品揃えが必要なため、今後の追加開発でジグのバリエーションを増やす方針である。

事業者の声

シートメーカーによって様々な条件がありまして、当初は商品として出せるレベルをまったくクリアできませんでした

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。