シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
新立電機株式会社
| 事業者名 | 新立電機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 下松市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 電子部品・デバイスの実装 |
| 従業員数 | 36人 |
| 資本金 | 2,400万円 |
| 設立 | 1973年 |
再生可能エネルギー特別措置法の施行などにより自然エネルギーを利用した発電ビジネスが活況を呈していた。太陽光発電は普及が進んだものの、広い設置スペースが必要で、夜間や日当たりの影響を受け、廃棄時には産業廃棄物になるというデメリットがあった。そうした中、ライフラインのない渓谷の気象観測施設から日当たりが悪くても発電できる装置への問い合わせがあり、当社は風力に着目して小型風力発電機用コントローラの開発に参入することとした。当社は従来、FAシステム、PAシステム、ロボット、各種自動化装置などを製作してきた。
抱えていた課題
やったこと
様々な風車と発電機の組み合わせに自在に対応し、低風速から効率よく風力エネルギーを電気エネルギーに変換できる調整機能を備えた汎用コントローラを開発した。風速に応じて最適な回転数となるよう、風車トルクと発電機トルクを一致させる制御を行った。風速2m/s以下では風車が回転を停止するため、風速2.5m/sを超えた時点で発電を開始する機能を設けた。強風時の過回転を防ぐため、発電停止機能とブレーキ機能を装備した。これらを組み込んだ小型風力発電機を試作し、山口県産業技術センターに設置して評価した。
新しい製品・サービス:小型風力発電機用の汎用コントローラ
低風速領域(風速7m/s以下)で運転できることを確認し、発電開始、発電停止、ブレーキの各機能を装備できた。高風速領域までの運転と最大発電量を得る調整機能の最適化は課題として残ったが、後に別の助成金を活用してすべての課題を解決した。ものづくり補助金の採択を機に開発が加速して試作品ができたことで、県内外の関連事業者から3kW出力の風車開発企業からのコントローラ引合いや水力発電設備への対応に関する問い合わせが寄せられ、新たなビジネスの機会が生まれた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
太陽光発電など自然エネルギー分野への参入という経緯は読めるが、既存事業との連続性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
低風速・風向変動の地上設置環境という市場ニーズと、様々な風車に対応する汎用コントローラという強みは読み取れるが、競争優位の根拠や比較は薄い。
風速2m/s以下で停止、2.5m/sで発電開始、低風速7m/s以下で運転確認など課題と技術対応は具体的だが、高付加価値化・成長への道筋は示されていない。
低風速領域で運転できたことは書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、実現可能性の数値も乏しい。
従業員36人の制御機器メーカーであり、FAやロボットの製作実績があることは読めるが、補助事業を遂行する体制の詳細は書かれていない。
地上近くで低風速・風向変動が大きい環境、渓谷の気象観測施設からの問い合わせなど顧客ニーズの裏付けが具体的に書かれている。
技術的戦略として信頼性向上、3kW対応、蓄電池・系統連携などの次段階が示されているが、スケジュールや課題解決方法は具体的でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
小型風力発電に特化したコントローラで参入する点は新しさがうかがえるが、市場の普及度や高価格化の水準は数値で示されていない。
再生可能エネルギーの分散型電源としての意義や気象観測施設の問い合わせなど社会的意義はあるが、波及効果の規模は示されていない。
補助金額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果はわずかにうかがえるのみである。
様々な風車メーカーに対応する汎用コントローラという点でサプライチェーンへの貢献がうかがえるが、先端デジタル技術の活用度は具体的でない。
再生可能エネルギー分野への進出という点で構造転換への関連はうかがえるが、市場成長の見込みは数値で示されていない。
山口県下松市の企業で山口県産業技術センターと連携した点は読めるが、地域の雇用創出や経済成長への効果は書かれていない。
今後は試作品の製品化に向けて信頼性の向上、3kW等より高出力への対応、蓄電池や系統連携など様々な接続形態への対応、デザイン性の向上を進める。販売面では、親会社の大豊産業株式会社を通じて日本全国の工場や商業施設への販売を検討しており、風力発電装置がモニュメントとしての機能を持つことを活かした営業展開を図る計画である。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
鉛が主流のオモリに対して、特許を申請できるほど新しい合金素材を開発した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。