水環境浄化とコスト低減を両立した使用済切削加工油廃液処理装置の開発
従来の角型から円形状の電極に変更し、電流分布の均一化と付着物の剥離性向上を図った。
効果:A値(水中の油分量の指標) 0.3→0.05
株式会社マルテン商会
成果取付け工事費を入れても7〜5万円以下という試作品の完成に至った。
| 事業者名 | 株式会社マルテン商会 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 大阪市北区 |
| 業種 | その他の専門サービス業 |
| 技術分野 | 塗装 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1919年 |
同社は1919年創業の帆布・テント製造の老舗で、テント設置工事や内装工事を手掛けてきた。テント設置と内装工事の両事業で安定した営業基盤を持つ。近年は台風や局地的集中豪雨により全国で住宅の浸水被害が増加しており、ビル・企業向けの取付け用止水板装置は平均50万円ほどで、取付け施工費が100万円以上かかるものが多い。
抱えていた課題
やったこと
止水板装置、浸水防止壁、排水装置の3つで構成する浸水防止装置を開発した。止水板装置は門や玄関などの開口部に設置し、床面と端面をゴム製の防水膜構造とし、水深が増すほど防水機能が強くなるよう設計した。浸水防止壁は住宅の周囲をカバーし、防水帆布をマジックテープで固定する膜状構造を採用して平常時の収納を容易にした。排水装置は緩い傾斜を付けたU字溝と安価なポンプを組み合わせ、雨水を外部へ排出する。目標性能は24時間にわたり1m程度の高さの水を防御できることとし、各装置の試作・機能テスト、取付け工事を含む試作を実施した。
新しい製品・サービス:一般住宅用ローコスト浸水防止装置(止水板装置、浸水防止壁、排水装置で構成)
一般住宅に取り付けられる低コストの浸水防止装置の試作品が完成し、目標とした24時間にわたり1m程度の水を防ぐ性能を満たした。提供価格は通常の浸水防止工事の約30分の1程度に抑えられる見込みである。一方、実際の洪水状況下での機能検査は未実施で、評価試験には半年以上の準備と約1千万円の費用が課題となっている。また、社内では新しいものづくりへの取り組みを通じて従業員間の情報共有と社内活性化にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1919年創業の帆布・テント事業と内装工事を基盤に、防水帆布の技術を住宅浸水防止へ展開しており、過去の強みとの連続性は読み取れるが、経営戦略上の明確な位置づけは書かれていない。
ビル向け止水板が平均50万円・施工100万円超なのに対し、一般住宅向けに提供価格を通常工事の1/30程度に抑えた点で、外部環境と自社の防水帆布技術を踏まえた優位性が具体的に読み取れる。
浸水被害の増加と住民の声を課題として認識し、浸水防止壁や排水装置を組み合わせた具体的な解決策を示している。事業計画としての高付加価値化・成長までは書かれていない。
24時間で1m程度の水を防御、取付け込み7-5万円以下という目標と試作品完成は書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員9人で新しいものづくりに取り組んだ旨はうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は乏しい。
ゲリラ豪雨による住宅浸水への不安と、一般住宅向けの低コスト製品という顧客ターゲットが明確で、ニーズの裏付けとして大阪府内2,000〜3,000世帯の被害推計が示されている。
実環境での機能検査が未実施で、準備に半年以上、試験に1千万円近くかかる課題と改良継続が示されているが、解決の具体的スケジュールは乏しい。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
一般住宅向け浸水防止は比較的ニッチな分野とされる一方、既存のビル向け製品より低コストで住宅に特化しており、同分野で高付加価値化を図る内容が読み取れる。
住宅浸水被害の増加という社会課題への対応はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的な理由は書かれていない。
取付け込み7-5万円以下に抑えた低コスト化と、ビル向けの1/30程度という価格差は示されているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
大阪市北区の企業として浸水被害の多い地域へ提供する方向はうかがえるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は乏しい。
国交省によると大阪府内だけでも2,000〜3,000世帯が3〜4年に一度程度の浸水被害に遭うとされ、全国では数万件の需要が想定される。ニッチ市場ではあるが潜在ニーズは高く、一般住宅に特化したコスト・機能面の優位性で競争優位のビジネスモデルを構築したいと考えている。
「新しいものづくり」と社内活性化の両面で大きな成果があったと思います。
公式の事例集より(原文のまま)
従来の角型から円形状の電極に変更し、電流分布の均一化と付着物の剥離性向上を図った。
効果:A値(水中の油分量の指標) 0.3→0.05
汚泥の含水率を下げるため、全自動スラリー回収脱水装置「ドライセパレーター」(型式GR40-S200)を導入した。
効果:汚泥の含水率 80%→40%
市販の汎用部品を使えるよう設計を変更し、特殊サイズの専用部品を減らした。
効果:製造コスト 100%→50%