水環境浄化とコスト低減を両立した使用済切削加工油廃液処理装置の開発
従来の角型から円形状の電極に変更し、電流分布の均一化と付着物の剥離性向上を図った。
効果:A値(水中の油分量の指標) 0.3→0.05
城南電化協同組合
成果汚泥の含水率 80%→40%
| 事業者名 | 城南電化協同組合 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 大田区 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 1.346億円 |
| 設立 | 1974年 |
めっき廃液の無害化処理に伴い発生する汚泥は含水率が約80%あった。廃液無害化処理工程では汚泥を5系統に分けて取り出しており、フィルタープレスは5台ある。めっき業界は新興国や中国との競合により、高品質のまま低価格化するニーズに応える必要に迫られている。
抱えていた課題
やったこと
汚泥の含水率を下げるため、全自動スラリー回収脱水装置「ドライセパレーター」(型式GR40-S200)を導入した。これは得意の遠心分離器とドラム乾燥機を組み合わせて新たに開発した装置である。仕様は外形寸法2340×1650×2600mm、電気容量6.9kW、電源AC200V3相、供給エア0.4〜1MPa、概算重量2.5、処理量はフィルタープレスからのケーキ排出量で100〜1000kg/日である。汚泥を含水率40%以下のパウダーに変換でき、廃棄物重量は含水率80%のケーキの1/3になる。ろ布を使わないため目詰まりの心配がなく、起動ボタンで全自動運転が可能である。2014年2月2日に導入し、鉄系統のスラリー脱水を3ヶ月運転して汚泥発生量を過去と比較した。
新しい製品・サービス:ドライセパレーター(GR40型)
汚泥の含水率を下げることで廃棄物の量を約1/3に減らし、作業や廃棄物処理のコストを下げることを目指した。試運転では汚泥の月平均削減率が15.3%となり、年間の推定削減金額は約35万円だった。当初想定していた年間100万円削減の約1/3の達成にとどまる。汚泥が粉末状になることに伴い、粉じん対策や保管・運搬方法の見直しも進めている。
当初の廃棄物削減率を想定範囲に近づけるため、スラリー濃度の変動に対応した設定調整を続ける。高濃度のスラリーを供給できるよう事前濃縮方法を検討し、現状のスラリータンクにも改善が必要である。削減率が想定範囲に入ってきたら、別系統を統合して全体の削減向上を進める。
従来の角型から円形状の電極に変更し、電流分布の均一化と付着物の剥離性向上を図った。
効果:A値(水中の油分量の指標) 0.3→0.05
市販の汎用部品を使えるよう設計を変更し、特殊サイズの専用部品を減らした。
効果:製造コスト 100%→50%
ボタンの操作情報とクレーンの移動情報を時間軸で記録する基板を開発した。