価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
株式会社弘機商会
成果製造コスト 100%→50%
| 事業者名 | 株式会社弘機商会 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 大田区 |
| 業種 | 一般機械器具製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1951年 |
主力製品の工作機械「カシメ機」は、廉価を強みとする新興国メーカーとの競合により価格競争に巻き込まれている。現行機は約40年前の形のままで大きな設計変更を行っておらず、ロングセラーではあるが古い設計がコストを押し上げている。国内でスピン式カシメ機を生産する専業メーカーは自社を含め2社のみだが、市場シェアでは後れを取っている。海外製品は日本市場にほとんど入ってきていない。
抱えていた課題
やったこと
市販の汎用部品を使えるよう設計を変更し、特殊サイズの専用部品を減らした。原材料からの部品取りの最適化や部品の強度評価も行い、必要以上に重くなっていた鋳物部品の軽量化など形状の最適化を行った。エア漏れ対策のゴム製パッキンによる高圧加圧時の歪みに対し、強度計算を導入して軽量かつ高剛性のフレームを開発した。制御には数値制御装置を新たに開発し、データ送受信機能とセンサーとつなぐだけで同じ制御ができる機能を付加してFA化に対応させた。操作パネルは外部の工業デザイナーと共同でユーザビリティに配慮した構成とデザインにした。
新しい製品・サービス:軽量・高剛性フレームと汎用部品を用いた新型カシメ機(数値制御装置とFA対応機能を搭載)
設計の見直しにより本体の製造コストを半減させることを目指し、汎用部品の利用で製造コストと組立工数の低減を図る。フレームの軽量化と高剛性化により高圧加圧時の歪みを抑え、加工精度を高める。電子制御の導入によりFA化に対応し、顧客の外付け安全装置の負担も軽減する。これらにより価格競争力と製品の競争力を回復させ、最終製品の製造コストを大きく低減できると見込んでいる。
今後は中国・東南アジア・北米を主なマーケットとし、東南アジアの日系企業の現地工場、特に自動車部品メーカーや家電製品メーカーを対象に販売していく。現在の売上の6割は海外市場向けで、ほとんどが現地の日系企業である。「Spin Riveter」のブランドを立ち上げ、パンフレット・HP・製品カタログを統一し、自社製品をブランド関連のプロジェクト事業として展開する。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
ジルコニア素材の技工物をCAD/CAMで設計し、最終形態に近い形状に削り出したうえで、焼結・着色・最終仕上げまでを自社で行う体制を構築した。
効果:総作業時間 286分→256分