新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
| 所在地 | 三重県 桑名市 |
|---|---|
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 5人 |
| 設立 | 1931年 |
昭和6年創業の老舗製麺業者で、生めん・半生めん・乾麺を製造し、うどん店や有名ホテル・旅館への卸のほか、個人客への店頭販売も行っている。古くからあるうどん店は店舗の老朽化や店主の高齢化、チェーン店との競争によって閉店が増えており、取引先のうどん店も減少した。桑名市では数年間、個人経営のうどん店の出店がない状況である。
抱えていた課題
やったこと
製麺機を新たに導入し、製麺機を改良して輪状型の麺を製造できる体制を整えた。従来のうどんは麺帯を切断する工程だったが、輪状型の麺は押し出しによって麺を打つ新たな工程を構築した。機械メーカーの指導のもとで試験稼働を実施し、製品のでき具合を確認した。美味しく食べられるよう小麦粉の配合を変えながら、繰り返し試食を行った。
新しい製品・サービス:輪状型の麺(仮称)
輪状型の麺の導入により、高齢者、障がい者、幼児など、これまで自分でフォークにひっかけて麺を食べられなかった人が食べられるようになった。障がい福祉施設での試食では、麺がすくいやすくフォークに絡んで食べやすいという感想が得られた。新たに販売先となった老健施設からは、うどんやラーメンだけでなくお好み焼きやサラダなど他のメニューの食材としても使えるという反応があった。新しい顧客層への販売の機会が広がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存の直営うどん店や個人客向け販売を背景に、高齢者・障がい者向け輪状麺の開発が位置づけられているが、経営戦略上の明確な位置づけ記述は薄い。
高齢者・障がい者向けにうどん店が減少する中、同業他社と販売先が異なり競合していないと具体的に述べられており、強みを生かす根拠がある。
従来顧客の高齢化で売上減少、うどん店15件から5件へ減少という課題が具体的に示され、新顧客層獲得で解決を図る構成になっている。
高付加価値や賃上げの具体的な目標値は示されておらず、わずかに新顧客獲得の期待がうかがえるのみである。
勤続30年以上の職人や機械メーカー指導下の試験稼働など体制の記述はあるが、人員や事務処理体制の具体性は薄い。
輪状麺の対象顧客は高齢者・障がい者・幼児と明確で、施設ヒアリングで食べやすさの感想を得ており、ニーズの裏付けがある。
試食会、アンケート、展示会出展、ホームページ充実など今後の進め方は示されているが、スケジュールや期間の記載は乏しい。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
輪状型の麺は一般に普及していない分野で、施設にも同種製品がないと述べられ、新分野での取り組みとして具体的に読み取れる。
高齢者・障がい者の食の要望に応えるとの社会的意義は述べられているが、雇用や波及効果の数値的根拠は薄い。
投資額や付加価値増加額などの費用対効果を示す数値は書かれておらず、わずかに効果がうかがえるのみである。
新たな製造工程の構築など技術的工夫はあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明示されていない。
公開情報では判断できません。
桑名市での個人うどん店の出店がないという地域の状況は述べられているが、地域の特性を生かした雇用や成長への言及は乏しい。
今後は試食会を実施した施設から紹介を受ける活動を展開する。介護関係の展示会にも出展し、介護士や関係者に試食してもらうことを検討している。アンケートで集めた声をもとに商品を改良していく。全国に情報発信するため、ホームページの充実も図る。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
本事業において、独自技術を活用するための機能・剛性を有した機械を選定し導入した。
効果:リードタイム 40分→10分
洗瓶機JRS-2400SH型を導入し、蔵で使用する約20種の形状の瓶をすべて洗えるようにした。
効果:瓶詰・計量・検品の必要人数 8人→4人