高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
有限会社三泰工業所
成果609%以上のリードタイムの削減
| 事業者名 | 有限会社三泰工業所 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 河北町 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | デザイン,機械制御,情報処理,精密加工 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1973年 |
当社は精密金属加工を行い、小さい製品や薄い製品、難削材の加工を得意としている。偏芯加工の案件が多数ある一方で、増加傾向にある偏芯加工部品を取り込むには現状の加工方法を見直す必要があった。医療・航空機器などの複雑な加工技術を要する最先端製品への対応も求められていた。
抱えていた課題
やったこと
偏芯加工可能多軸旋盤としてシチズンマシナリー製D25MIIを1台導入した。本機1台で偏芯部品を1次加工のみで完成品とし、2次加工以降の偏芯治具製作を不要にした。導入により609%以上のリードタイム削減が見込まれ、新規受注にも対応できるとしている。
偏芯加工が1次加工のみで完成品にでき、2次加工以降の偏芯治具製作が不要になった。これにより製造コストと納期が大幅に短縮され、治具とマンパワーを使わない高精度な偏芯加工が可能になった。偏芯加工の無人化が実現し、余剰人員を多能工として活用できるようになり、設備の効率利用と生産性向上につながった。今後は高付加価値・高精度な偏芯部品や異分野事業への新規参入を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存の偏芯加工案件が多いことと、精密金属加工の事業内容が書かれ、継続的な取組との関係はうかがえる。
医療・航空機器など高難度分野への対応と、難削材加工の強みが記載され、競争優位の方向性は読み取れる。
1次加工以降の手差し対応によるリードタイム増とマンパワー不足を課題に挙げ、609%以上のリードタイム削減という数字で解決効果が示されている。
リードタイムの609%以上削減という具体的な数値目標が示され、本機導入で実際に1次加工のみで完成品となる結果も記載されている。
従業員11名の体制は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述は見当たらない。
医療機器業界の内視鏡内部品など微細部品の需要、大手医療メーカーからの受注という顧客ニーズの裏付けが具体的に記載されている。
今後の展望として新規分野参入や高付加価値化が述べられるが、遂行方法やスケジュールは具体的に書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
医療機器の偏芯部品を1次加工のみで完成させる高難度加工として、同分野で高付加価値化を図る方向性が読み取れる。
医療機器の国内生産や新興国展開への言及はあるが、雇用創出や波及効果を国が支援する理由としての記述は乏しい。
治具製作不要やマンパワー解消、無人化など、費用対効果に関わる工程削減の成果が具体的に書かれている。
複合型NC旋盤や多軸化は示されるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
医療機器業界など成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は見られない。
山形県河北町という地域の立地は書かれるが、地域特性を活かした雇用や経済成長への記述は乏しい。
新たな偏芯加工技術を既存の医療機器業界にアピールし、大手医療メーカーの内視鏡内部品など微細化する部品への対応を進める。新規開拓や新たな領域の産業を取り込み、付加価値が高く高度化が進む製品の製造を目指す。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
温水加熱ニーダー等3機種を導入し、製品の湯煎殺菌とどぶ漬け殺菌の方法を新たな独自の殺菌方法に変更した。
効果:ボイラー燃料費(年間) 256万円→84.9万円