高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
株式会社ニヘイ化成
成果不良率 20%→5%
| 事業者名 | 株式会社ニヘイ化成 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 下野市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 複合・新機能材料 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1969年 |
当社はプラスチックに米や茶を配合したバイオマスプラスチックの製造技術を持ち、米を素材にした安全なおもちゃを製品化してきた。その結果、汎用プラスチック製品より高い利益率と収益を上げてきた。市場では高付加価値のおもちゃの販売が伸びており、当社のバイオマスプラスチック製品も順調な伸びを示している。
抱えていた課題
やったこと
ウッドプラスチックに適した電動射出成形機と金型冷却器を導入した。新たな機器を使い、最適な金型温度と成形機の樹脂温度を探しながら何度か試作成形を行った。その結果、表面のきれいな製品の射出成形に成功した。
新しい製品・サービス:ウッドプラスチックのおもちゃ
電動射出成形機と金型冷却器の導入により、表面のきれいなウッドプラスチック製品の射出成形に成功した。不良率は大幅に下がり、成形サイクルも短縮された。使用電力も大きく減り省エネになった。試作段階では成形品の強度に課題が残るが、機械による高品質化の効果は確認できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来のプラスチック製造、米・茶を使うバイオマス製品の製造技術を基盤に、ウッドプラスチック開発へつなげた経緯が具体的に書かれている。
海外では製造できない性質の製品に強みがあると述べられ、大手おもちゃメーカーとの連携による競争力強化にも触れているが、数値的な裏付けは薄い。
試作段階で不良率を20%程度から5%程度に下げ、成形サイクルを30秒から28秒に短縮した課題と成果が数字で示されている。
量産化に向けた付加価値額や賃上げに関する目標値は示されておらず、わずかに量産化の方向性がうかがえる程度。
おもちゃメーカーからの試作・量産要請を受けていることや、創業以来の製造経験が書かれているが、人材や事務体制の記述は薄い。
乳幼児の両親や祖父母をターゲットに、クリスマスや出産祝いの贈答需要を見込むと具体的に示されている。
量産化に向けて材料の改良に取り組むと書かれているが、スケジュールや課題解決の具体的な方法は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
現在ウッドプラスチックのおもちゃは市場に存在せず、高付加価値のバイオマス製品も順調に伸びていると書かれている。
製造業の海外移転の中で国内の特色ある製造を守る点にわずかに触れるが、波及効果や雇用創出の記述はほぼない。
電動射出成形機導入で不良率や電力使用量の改善が示されているが、投入額と付加価値増加の関係は書かれていない。
電動成形機と金型冷却器の導入による高品質化は示されているが、サプライチェーン全体への貢献や新しいビジネスモデルの記述は薄い。
ウッドプラスチックなど環境に配慮した素材への展開がうかがえるが、構造転換への言及は明確ではない。
栃木県下野市の地域企業であることは分かるが、地域特性を活かした雇用創出や地域成長への記述はほぼない。
現在、量産化に向けて材料の改良に取り組んでいる。量産化と販売が始まれば、大手おもちゃメーカーとの連携で競争力が強化され、当社の優位性が確立できると見込んでいる。
海外ではできないもので差別化を図る
公式の事例集より(原文のまま)
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%