ものづくり補助金平成29年度製造業北海道

最新POD機導入による、自社製品「ハリセンス」の高品質化・小ロット多品種に対応

北海道磁気印刷株式会社

この事例のポイント

  • 小ロットでの受注でも採算が取れる体制を作る必要があった。
  • 最新の高速レーザープリンターを導入し、「ハリセンス」の印刷品質を高めた。
  • 小ロットから受注できるようになり、個人や小規模団体からの注文が増え、「ハリセンス」の認知度向上が見込まれる。

事業者のプロフィール

事業者名北海道磁気印刷株式会社
所在地北海道 札幌市
業種印刷・同関連業
技術分野デザイン,デザイン,情報処理,情報処理
資本金4,000万円
設立1988年

事業の背景

1989年、テレホンカード需要が拡大していた時期にプリペイドカード印刷の専門会社として設立された。主力はQUOカードの絵柄印刷で、プラスアルファのアイデアを加えた独自商品を開発してきた。自社開発・特許の「ハリセンス」などを扱っている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力小ロットでの受注でも採算が取れる体制を作る必要があった。
  • 品質・精度「ハリセンス」の印刷品質を高める必要があった。

やったこと

最新の高速レーザープリンターを導入し、「ハリセンス」の印刷品質を高めた。同時に、小ロットでも採算が取れる体制を整えた。精密な印刷性能によりQRコードの掲載が可能になった。作業効率が向上し、納期短縮も実現した。

新しい製品・サービス:QUOカードを組み込んだグリーティングカード

事業の効果

小ロットから受注できるようになり、個人や小規模団体からの注文が増え、「ハリセンス」の認知度向上が見込まれる。印刷品質が上がり、QRコードを掲載できるため情報媒体としての価値も高まった。作業効率の向上により納期も短縮された。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均3.0 / 514観点のうち11観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性特許を持つハリセンスと、10個から受注可能な小ロット対応・QRコード掲載で、競合にない強みを活かす構成になっている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付けスポーツ観戦の応援グッズ、観光PR、お土産品など顧客を明確にし、閉じて持ち運べる点や道内外の採用実績で選ばれる理由を示している。
  • 4
    新しさ・高付加価値開発・特許を持つ独自商品ハリセンスで、畳めて打つと音が出る点など、同分野で差別化された高付加価値商品である。

伸びしろがあった観点

  • 2
    事業を進める体制中島社長の下で開発を進める体制や考える社員の存在に触れるが、補助事業の遂行体制の具体的記述は薄い。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    1989年設立のプリペイドカード印刷会社で、独自商品開発を続けてきた流れの中でハリセンス印刷高品質化に投資しており、過去の取組との一貫性がある。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    特許を持つハリセンスと、10個から受注可能な小ロット対応・QRコード掲載で、競合にない強みを活かす構成になっている。

  • 課題の認識と解決3

    小ロット受注時の採算性と納期短縮が課題として示され、高速プリンタ導入で解決する計画になっている。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制2

    中島社長の下で開発を進める体制や考える社員の存在に触れるが、補助事業の遂行体制の具体的記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    スポーツ観戦の応援グッズ、観光PR、お土産品など顧客を明確にし、閉じて持ち運べる点や道内外の採用実績で選ばれる理由を示している。

  • 事業化までの道筋2

    外国人向け観光媒体や市町村への採用推進を構想として述べるが、スケジュールや遂行方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    開発・特許を持つ独自商品ハリセンスで、畳めて打つと音が出る点など、同分野で差別化された高付加価値商品である。

公的補助の必要性2.5
  • 波及効果・雇用2

    観光PRやお土産品として各市町村への採用を推進するとあるが、経済波及効果や雇用創出の数字・根拠は示されていない。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献3

    QRコードで動画サイトへの誘導を可能にし、情報媒体としての価値を高めるデジタル活用が示されている。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    札幌の印刷会社が道内の観光・スポーツ需要を取り込み、市町村への展開を目指す地域密着型の事業になっている。

今後の展望

外国人向けを含む観光のPR媒体やお土産品として、各市町村での採用を進めたい。QUOカードを使ったグリーティングカードの開発も進めている。

  • 目標:受注は10個から可能になった。

事業者の声

当社の強みは、とにかく「アイデア」です。言われたことだけやるのではなく、もっとよくできないか、もっと楽しくできないか、お客様のために知恵を絞り、積極的に提案する。それが形になって、より大きな販促効果が得られたらこんなうれしいことはありません。だから、考える頭を持った社員たちが当社の宝なんです。これからも彼らと世の中を楽しくする仕事をしていきたいですね。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成29年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。