回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
永塚工業株式会社
| 事業者名 | 永塚工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 東大阪市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御,機械制御,精密加工,精密加工,製造環境,製造環境 |
| 従業員数 | 47人 |
| 資本金 | 1.92億円 |
| 設立 | 1892年 |
永塚工業は明治25年創業の研磨布紙の老舗メーカーで、研磨布紙やブラシロールなどの研磨用品を製造・販売している。研磨布紙は30種類以上を製造し、扱うアイテム数は1万点を超える多品種少量型の事業である。日本の金属素材メーカーは高機能・高品質・高付加価値の製品で海外メーカーに対する競争力を維持・強化しており、その要求に応える研磨ベルトの開発・提供が求められている。
抱えていた課題
やったこと
ステンレス鋼帯の偏肉部の厚さ補正を精密に行える高機能広幅研磨ベルトの製造ラインに新たな加工設備を導入した。製造工程を刷新し自動化を進めることで、生産効率の向上と品質の安定化、脱技能化を図った。広幅の研磨ベルトは1メートルを超える幅のものを対象としている。
製造工程の刷新による自動化で省人化を達成し、ステンレス鋼帯を研磨する広幅研磨ベルトの生産効率が向上した。品質の安定化と脱技能化が進み、製品の競争力アップを目指している。今後も更なる生産性向上の取り組みを継続する計画である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
明治25年創業で研磨布紙を手がけ、平成10年に自社開発の100m規模プラントを稼働など過去の機械化の取組が連続しており、今回の自動化も一貫している。
取扱アイテム1万点超、30種類以上製造、120年以上の知識を体系化し研磨ベルトの評価が高いなど、強みと市場評価が具体的に示されている。
ステンレス広幅ベルトの生産を自動化で効率化し脱技能化を進める方針が示され、課題に対応した計画になっている。
生産効率向上や労働生産性向上は掲げられているが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は記載されていない。
ISO9001取得、自社開発プラントの稼働実績、研磨試験機を使った技術支援体制があり、遂行体制は一定程度確保されている。
ステンレス広幅ベルトは付加価値が高く、顧客の要望に短納期・小ロット・特注で応える点や試験機による技術支援など選ばれる理由が明確。
今後も生産性向上の取組を継続すると述べるのみで、遂行方法やスケジュール、課題解決の方法は具体的に書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ステンレス鋼帯の広幅研磨ベルトは付加価値が高く、高機能・高品質品として他社に真似のできない製品と位置づけられている。
日本の金属素材メーカーの競争力維持に貢献すると述べ、産業界への貢献や海外からの引き合いによる波及が示されている。
公開情報では判断できません。
製造ラインの自動化と研磨試験機による技術支援で顧客の生産ラインの改善に貢献する点が示されている。
海外への輸出を今後強化する考えが示されるが、日本経済の構造転換に資する分野への進出との関係は薄い。
東大阪の企業として高付加価値製品を手がけるが、地域の雇用創出や経済成長を牽引する点の記述は弱い。
今後は更なる生産性の向上に向けた取り組みを継続し、単なる安価提案ではなく新しい価値を製品に付与することで顧客のモノづくりの改善に貢献していく。基板研磨用などの一部製品は海外からの引き合いも多く、輸出にも力を入れていく考えである。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった