シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
株式会社ユーミック
| 事業者名 | 株式会社ユーミック |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 高松市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | めっき |
| 設立 | 2006年 |
創業時からめっき加工で優れた技術を持ち、工業用クロムめっき、無電解ニッケルめっき、研削・研磨などを手がけている。主要製品は油圧シリンダーロッド、加工ローラー、金型、機械部品、電子部品などへの機能性表面処理である。油圧機器及び空気圧機器(航空機用を除く)の業界規模は671,575百万円とされ、安定した市場が見込まれる。顧客から位置センサー機能を持つシャフトの製作要請を受けた。
抱えていた課題
やったこと
既存の機械で研削・研磨・めっきの各工程を組み合わせて最適化を試みたが、特に円筒度で取引先ニーズとのずれが生じた。そこで国内トップメーカーのセンタレス研削盤を購入し、円筒度・真直度を向上させる実験を繰り返した。円周にめっきを析出させ、長さ方向の円筒度を得る実験を行い、試作に成功した。研磨・めっき工程を含めて総合的に評価・検証し、顧客見込み先から及第点を得た。
新しい製品・サービス:めっきでセンシング機能を持たせた油空気圧部品(直径10mm前後のシャフト)
めっきでセンサーをつくる試作品が完成し、大手精密ユニットメーカーから取引できるレベルとの回答を得た。直接的な用途は産業用ロボットの位置決めシステムと見込まれ、実用化に向けて弾みがついた。将来は航空・宇宙、ロボット、EV・電池などのエネルギー分野、自動車、医療分野への応用も見込まれる。基礎研究で得ためっき皮膜の改善も併せて成果となった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
過去のかがわ中小企業応援ファンド事業の基礎研究を引き継ぎ、めっきでセンサーをつくる取組として位置付けられている。経営戦略上の明確な位置付けは薄い。
油空気圧機器市場規模671.575百万円や、寸法精度に強みがあることに触れている。ただし自社の競争優位性を定量的に示す記述は少ない。
既存機械では円筒度で取引先ニーズと乖離があったと課題を認識し、精密研削盤導入で解決を図った。付加価値向上の数値目標は示されていない。
付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。大手精密ユニットメーカーで取引できるレベルとの回答があった程度。
6段階の実施手順を示し、支援機関の助言でスケジュールを進めたとある。社内の人材や体制の具体的記述は少ない。
直径10mm前後のシャフトで、ロボット位置決めシステムが直接用途と示される。顧客ターゲットは大手精密ユニットメーカーとある。
航空・宇宙、EV、医療など将来の展開先を挙げ、事業化の方向性を示している。ただし遂行スケジュールの詳細は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
めっきでセンサーをつくる技術は一般的ではなく、寸法精度を生かした高付加価値化を図る内容として具体的に読み取れる。
航空・宇宙、ロボット、EV、医療など複数分野への波及が示されるが、雇用創出や経済波及効果の定量的記述はない。
補助金額や付加価値額の増加、生産性向上の数値は示されておらず、費用対効果は読み取りにくい。
デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は明示されていないが、機能性表面処理の応用が示唆される程度。
ロボット、EV、航空・宇宙、医療など成長分野への進出が示されており、構造転換への関連がうかがえる。
香川県の企業として県の支援財団の事業を活用したとあるが、地域の雇用や成長への牽引は具体的に書かれていない。
航空・宇宙、ロボット、エネルギー、自動車、医療分野への参入が見込まれ、業界で技術の優位性を保てるため価格面でもリードできると考えている。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
数ミクロンレベルの精度が要求される加工に対応するため、暖機運転や補正に頼らず絶対的な精度を保てる立形マシニングセンタを導入した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。