ペン型Bluetoothオシロ‐スマホを表示機として使用するオシロスコープの試作開発
携行できるペン型端末のソフトウェア開発、筐体、基板、データを表示するスマートフォン・タブレットのアプリケーション開発を実施した。
有限会社田尻電機製作所
成果最大トルク(1次試作・新型/従来型比) 1.38N・m→1.7N・m
| 事業者名 | 有限会社田尻電機製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 300万円 |
埋込磁石同期モータは、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)、エレベータ、ホイストなど大きなトルクを必要とする用途で広く使われている。例えば小型ホイスト用モータ(2.2kW以下)の市場規模は約50億円と推測される。既存客であるY社やM社もこの分野の取引先である。位相ずれを改善すれば省エネにつながり、市場シェアも狙えると考えて開発を計画した。
抱えていた課題
やったこと
リラクタンストルクの位相ずれをなくす回転子(ロータ)の形状は既に研究済みで特許申請も済んでおり、本事業ではその結果をもとに試作機を製作して実証試験を行った。1次試作では同一寸法のレアアース磁石を用い、4極の従来型と新型のモータを製作して、抵抗、電圧、電流、電力、トルク、モータ波形などを観測・記録した。2次試作では、低価格化と安定供給のためフェライト磁石を使用して同等出力のモータを開発し、極間隙(磁束を通さない非磁性体による空間)の大きさを変えて2通り試作した。3次試作では、ユーザニーズを調査して6極機の新型モータを試作し、4極機と比べてフェライト磁石の使用量を減らして評価した。
新しい製品・サービス:始動時に大きく安定したトルクが得られる新型埋込磁石同期モータ
新型回転子の採用により、1次試作では従来型より最大トルクが向上した。本文には239%のトルクアップと書かれているが、記載の数値からは約123%と読める。2次試作では、フェライト磁石を使った新型モータが約1.4(Nm)の最大トルクを出し、レアアース磁石の従来型と同等の性能を得た。3次試作の6極機はフェライト磁石の使用量を減らしながらほぼ同等の最大トルクを得ており、低価格化と安定供給の見通しが立った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
事例は既存の埋込磁石同期モータ技術の改良を目指すとあるが、これまでの事業との一貫性や経営戦略上の位置付けは書かれていない。
EV・エレベータ市場や小型ホイスト用モータの市場規模約50億円に触れ、市場環境は読み取れるが、自社の強み・弱みの分析は薄い。
従来型のトルク位相ずれという課題と、省エネ・市場シェア獲得の狙いは書かれているが、事業計画の売上や付加価値の数値目標は示されていない。
販売価格1台5万円、3年目3,000万円、5年目10,000万円の目標はあるが、高付加価値・賃上げの目標値としての根拠は乏しい。
社員15人の企業で1次から3次まで試作工程を分けて実施する計画はあるが、人材や事務処理体制の具体的記述はない。
新型モータのトルクを従来型の1.38Nmから1.70Nmへ239%向上と示し、ターゲットをY社・M社など既存客と明記している。
1次から3次試作、販売開始まで1年サンプル試作後2年目販売と工程・時期が示され、課題への対応も段階的に書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
埋込磁石同期モータの新型回転子によりトルクを向上させ、同分野で高水準の性能向上を図る内容が具体的に書かれている。
省エネにつながる点やEV・エレベータ分野への展開は触れられているが、経済波及効果や雇用創出への言及は乏しい。
トルクアップ239%やフェライト磁石で同等トルクを得たことは示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の記載はない。
公開情報では判断できません。
EVやHVなど成長市場への進出と脱レアアースの取組が書かれ、成長分野への展開の方向性はうかがえる。
公開情報では判断できません。
事業終了後1年間はサンプル試作を行い、フィードバック改良を加えて2年目から販売を開始する見込み。製品価格は1台あたり5万円程度を見込み、3年目に3,000万円、5年目に10,000万円の売上を狙う。既存客のY社やM社を先陣に、関連企業やその先のユーザ業界のニーズを汲み取りながら販売先を開拓していく計画である。
携行できるペン型端末のソフトウェア開発、筐体、基板、データを表示するスマートフォン・タブレットのアプリケーション開発を実施した。
ものづくり補助金により、チップレベルTSV電極形成加工技術の実用化検証に必要な直接人件費と外注加工費の補助を受けた。
効果:試作開発コスト 3,000万円→500万円
超高圧クーラント装置付きCNC旋盤機を導入し、チタンや耐熱合金など難削材を用いたゆるみ止め締結部材の加工技術を開発した。
効果:目標値での単価の試作開発に成功した。