鍛造・プレス加工技術向上による、「新開発ゆるみ止め座金の量産体制確立」にむけた試作開発
超高圧クーラント装置付きCNC旋盤機を導入し、チタンや耐熱合金など難削材を用いたゆるみ止め締結部材の加工技術を開発した。
効果:目標値での単価の試作開発に成功した。
株式会社ザイキューブ
成果試作開発コスト 3,000万円→500万円
| 事業者名 | 株式会社ザイキューブ |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県 横浜市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | 電子部品・デバイスの実装 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 3,400万円 |
| 設立 | 2002年 |
株式会社ザイキューブは、中小企業基盤整備機構が運営する東工大ベンチャープラザ(横浜市)で半導体素子及びコンピュータシステムの研究・開発・製造・販売を行っている。サポイン事業を通じて国の支援を受け、技術の確立と特許取得を進めてきた。大手メーカーが通例担ってきた基礎技術研究開発を、近年は人員削減で研究開発費が減る中でベンチャー企業が担うようになっている。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金により、チップレベルTSV電極形成加工技術の実用化検証に必要な直接人件費と外注加工費の補助を受けた。既存技術と同等の精度を実現し、生産プロセスフローを確立した。チップを加工用キャリアに付ける接着剤の素材選定など、試行錯誤を重ねてノウハウを蓄積した。外注先の大手材料メーカー技術者と仕様検討や情報交換を行い、様々な材料特性や処理条件データを蓄積した。
新しい製品・サービス:チップレベルTSV電極形成加工技術(半導体チップ個片への貫通電極形成技術)
今回確立した技術により顧客の試作コストを大幅に削減でき、顧客は何度も試行錯誤ができるようになる。既存技術と同等の精度と生産プロセスフローを確立し、社員のスキルアップや人材育成にも貢献した。神奈川県の電子情報システムメーカーや研究開発機関への売り込みがしやすくなり、材料メーカーとの連携を通じて地域産業への貢献も進んでいる。セミコンジャパン出展などで認知度が高まり、試作案件の引合いが着実に増えている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
サポイン事業を通じた技術確立・特許取得の流れが書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置づけは明示されていない。
顧客の試作コストを1/5〜1/10に削減できること、神奈川県に顧客企業が多いことなど、市場と自社技術の強みが具体的に書かれている。
試作コスト上昇という顧客側の課題を認識しているが、高付加価値化・成長につながる計画の詳細は具体性が薄い。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、試作コスト削減効果の数字のみで目標値の実現可能性は判断しにくい。
社員のスキルアップや外注先大手材料メーカーとの連携が書かれるが、補助事業を遂行する体制の具体は薄い。
1回3000万円の試作を500万円に削減できる等の具体的な価値と、半導体試作を求める顧客ターゲットが示されている。
接着剤素材選定など試行錯誤の課題と解決過程は書かれるが、今後のスケジュールや中長期の遂行計画は示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
世界にまだ存在しない技術の実用化として、既存技術と同等の精度実現と生産プロセス確立が具体的に書かれている。
神奈川県の産業への波及、県内電子情報システムメーカーとの連携、地域産業への貢献が具体的に書かれている。
試作コストの大幅削減という効果は書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果の数字は示されていない。
半導体の微細加工技術で高度な製品試作に貢献するとあるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献の記述は限定的。
半導体試作コスト削減と新規事業の後押しが書かれ、成長分野への進出はうかがえるが、構造転換への言及は乏しい。
神奈川県の産業集積を活かし、地域の研究機関や企業との循環を生んでいる点が具体的に書かれている。
当社がいなくなっただと困る企業が多くあるのではと自負しており、地域産業への貢献効果をとても感じております。
公式の事例集より(原文のまま)
超高圧クーラント装置付きCNC旋盤機を導入し、チタンや耐熱合金など難削材を用いたゆるみ止め締結部材の加工技術を開発した。
効果:目標値での単価の試作開発に成功した。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。