超抗菌ニッケルめっきの事業化
神戸製鋼所の抗菌めっき技術を導入し、自社で性能検証を行ったうえで、試作設備(100L槽と付帯設備)を設置・稼働させた。
株式会社大橋
成果騒音値(7m、最良条件) 94dB→75dB
| 事業者名 | 株式会社大橋 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 神埼市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 65人 |
| 資本金 | 3,175万円 |
本産業分野はニッチ市場のため、大企業や製品開発力の乏しい中小・零細企業は進出しにくい分野である。世界的にCO2削減が求められ、樹木をチップ化して作る木質バイオマス燃料は化石燃料の代替エネルギーとして期待されている。日本国内だけでなく欧米でも環境負荷低減が強く叫ばれており、環境にやさしい低騒音粉砕機には需要があるが、ユーザーが望む機械の商品化は遅れている。
抱えていた課題
やったこと
騒音測定の地点を測定機器メーカーと打ち合わせて決め、発生ポイントから7m、地上高1mを測定点とし、あわせて1・2・3・4・5・7・10mでも測定して測定条件によるばらつきを確認した。試験材は騒音が最も高くなる竹100mmで比較する計画だったが、竹は中が空洞で割れる音が高く騒音値が安定しなかったため、材料を45mm角材に変更して再テストした。現状機の基準値は1mで109dB、7mで94dBであった。投入部は開口部からの漏れ音を塞ぎ音を吸収する設計とし、二重構造にして外部に制振材を貼り、内部の吸音材は量産で使いにくいため耐火材を代用した結果、7mで86dBとなった。粉砕部の回転数を3840rpmから3200rpm、3000rpmへ下げると7mで89dB、86.5dBとなり、ビット式の分割刃に変えて8500rpmで行うと83dBとなった。刃を左右対称から片側をずらして常に1個の刃で粉砕するように配置すると81.8dB、刃物を斜めに研磨して点で切断するようにすると77.9dBとなった。飛散防止ガードの隙間は塩化ビニールから吸音材に替えて枚数と配置を変えたところ76.5dB、エンジン周りの破砕部との隙間と投入口側にも吸音材を付けると75dBとなった。竹100mmの粉砕では平均84dBで、角材45mmより9dB大きかった。
新しい製品・サービス:コンパクトで低価格な木質系バイオマス向けの低騒音破砕機(自走式、目標騒音値80dB/1m)
投入部の二重構造や吸音材の配置、刃の改良などにより、粉砕時の高音域の騒音が低減し、耳障りな音が減った。直接音も大きく下がり、数値以上の効果が得られたと考えている。目標値の80dB/1mにはまだ届いていない。自走式で目標値を達成できれば、国内外で性能面の優位に立てる。市街地でも粉砕が可能になり、チップで運べる量が増えて運搬コストも下がる。生産は現状の生産ラインをそのまま使えるため、量産化も容易である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存の樹木粉砕機の商品化遅れと、ベース機を基に改良する方針が書かれている。経営戦略上の位置付けは具体的に示されていない。
騒音110dBから目標80dBへの低減、他社は定置式か数dB低減程度との比較が書かれ、競争優位の根拠が具体的に読み取れる。
騒音が市街地作業の課題と整理されている。高付加価値化・成長への具体的な事業計画は薄い。
目標80dBに対し現状84dBで未達とある。高付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
試作の測定体制として測定機器メーカーとの打合せが触れられるが、人材や事務処理体制は書かれていない。
市街地で使える低騒音機、チップ需要増、他社製品との違いが具体的に述べられ、ターゲットと選ばれる理由が読み取れる。
破砕部・エンジン周り・カバーの対策を今後進める方針が示されるが、スケジュールや期限は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
木質バイオマス分野はニッチ市場で大企業や中小が進出しにくいと記され、騒音80dBの自走式は他社に少ないとされる。
CO2削減やバイオマス発電所の計画、欧米での環境負荷低減の需要など国の政策に関わる波及効果が述べられている。
価格が100万円程度上がる見込みとあるが、補助金投入額に対する付加価値増や費用対効果の数値は書かれていない。
公開情報では判断できません。
木質バイオマス燃料とチップ化によるCO2削減、化石燃料の代替として期待される分野への進出が書かれている。
市街地での粉砕や運搬コスト削減に触れるが、地域の特性を活かした雇用や地域経済成長への言及は薄い。
破砕部、エンジン周り、カバーに対策を加え、目標値に近づけていく。チップ市場は今後の不足が見込まれ、市場の流れに合わせて本機を製品化したい。価格は現状より上がるが、付加価値が高く高価な機械ではないと考えている。
神戸製鋼所の抗菌めっき技術を導入し、自社で性能検証を行ったうえで、試作設備(100L槽と付帯設備)を設置・稼働させた。
永久磁石を利用した低回転でも効率のよい発電機(特許第5619522号)を活用し、インライン型マイクロ水力発電装置を開発した。
効果:最大出力(1.5kW機) 1.5kW→1.935kW
関連論文を読み込み、青色の可視光を使えば水中での無線通信が可能だと考えて開発を始めた。