曲面・鏡面用外観検査ロボットの標準化組み込みソフトの開発
多関節ロボットの先端に特殊光学ヘッドを搭載した外観検査ロボット「HS-IR100」を開発し、フィールドテストを経て製品化した。
株式会社ケディカ
| 事業者名 | 株式会社ケディカ |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 仙台市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 位置決め |
| 従業員数 | 150人 |
| 資本金 | 4,800万円 |
| 設立 | 1946年 |
当社は表面処理技術の開発を通じて地域の産業振興に貢献してきた。東日本大震災後、被災地が衛生面の問題を抱えていることを受け、衛生・清潔ニーズにマッチする抗菌・防カビ・防藻・抗ウイルス市場の開拓に着手した。
抱えていた課題
やったこと
神戸製鋼所の抗菌めっき技術を導入し、自社で性能検証を行ったうえで、試作設備(100L槽と付帯設備)を設置・稼働させた。その設備で「抗菌板」「抗菌メッシュ」「ダディ政宗(靴べら状銅板)」「抗菌仙臺四郎(鋳物)」「抗菌ボール」などを製作した。また抗菌アルマイトやポーラスめっきも実施し、抗菌粉末を2種類の方法で製造することも試みた。評価としてJIS Z2801-2010準拠の大腸菌培養試験、水生植物の長期浸漬観察、金魚水槽、最終排水、工業用水、塗装ブーストラップ水などへの投入試験、実使用条件での評価を行い、いずれも抗菌活性が十分に示された。ハロー試験では抗菌めっきが銀・銅などより優位であることを確認した。
| 加工機 | 試作設備(100L槽と付帯設備) |
|---|
新しい製品・サービス:超抗菌ニッケル合金めっき技術を用いた抗菌板、抗菌メッシュ、抗菌ボール、抗菌仙臺四郎などの抗菌製品
超抗菌ニッケルめっきの事業化に向けて、抗菌製品の試作と性能評価で高い抗菌性を確認した。現時点では試作段階にあり、建築系メーカーから試作品の依頼があるほか、一般消費者からの問い合わせも出ている。今後は建築系を中心に、調理や医療などの分野へ展開していく。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
表面処理事業と環境配慮の経営方針はうかがえるが、抗菌めっきの経営戦略上の位置づけは明記されていない。
抗菌めっき特許技術と試作設備導入は読み取れるが、市場動向や競合に対する優位性の分析は具体的に書かれていない。
試作段階で事業化に至らなかった課題は示されており、B to B用パンフレットで対応している。ただし高付加価値化や成長への数値目標は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員150人、表面処理・超精密加工の事業者であることは読み取れるが、補助事業を担う体制の詳細は書かれていない。
抗菌ボールや抗菌板など製品を挙げ、建築系メーカーからの試作依頼や問い合わせがあることが書かれ、ターゲットと需要の裏付けがうかがえる。
抗菌粉末の課題やサブミクロン化の検討、建築系・調理・医療分野への展開が示されているが、スケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
抗菌めっきは銀・銅より優位と試験で確認されたとあり、既存分野で高水準の性能を示す点が読み取れる。
被災地の衛生環境改善への貢献という社会的意義は示されているが、波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
試作設備の導入は書かれているが、補助金額に対する付加価値額や生産性の効果は示されていない。
抗菌めっきの新技術で衛生分野のイノベーションに関わる可能性はうかがえるが、サプライチェーンへの貢献は具体的ではない。
衛生・清潔ニーズに合う抗菌市場の開拓がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するとは明記されていない。
宮城県や被災地の衛生環境改善への取組は読み取れるが、地域の経済成長を牽引する具体的な記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
建築系を中心に、衛生管理面で需要が見込まれる調理・医療などの分野へ幅広くアプローチし、B to Cでの展開も期待している。
震災の影響で、避難所や仮設住宅など、不衛生な環境で暮らすことを余儀なくされた方々へ、本事業で当社がオリジナルで開発した「抗菌ボール」を配布させていただきました。
公式の事例集より(原文のまま)
多関節ロボットの先端に特殊光学ヘッドを搭載した外観検査ロボット「HS-IR100」を開発し、フィールドテストを経て製品化した。
可視カメラと熱画像センサーを使ったホットメルト接着検査装置のシステム開発と製品プロトタイプシステムの開発に取り組んだ。
補助事業では、LED照明の企画・設計・製造・試作や構想に関する検討を行い、LED照明の製造技術とノウハウを獲得した。