ものづくり補助金平成24年度千葉県

電力の安定供給を可能とする水車機能を有したインライン型マイクロ水力発電装置の開発

協和工業株式会社

成果最大出力(1.5kW機) 1.5kW→1.935kW

この事例のポイント

  • 小水力発電は設置場所が限られ、価格も高いため普及が進んでいない。
  • 永久磁石を利用した低回転でも効率のよい発電機(特許第5619522号)を活用し、インライン型マイクロ水力発電装置を開発した。
  • 最大出力(1.5kW機) 1.5kW→1.935kW。試作した全機種が当初目標を上回る最大出力を示した。

事業者のプロフィール

事業者名協和工業株式会社
所在地千葉県 船橋市
業種電気機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数91人
資本金1,800万円
設立1953年

事業の背景

協和工業は産業用モーターの製造、修理、メンテナンスやプラスチック製品の成型を主に手がけている。以前から風力発電用発電機などの再生可能エネルギー関連機器を開発してきた。電力固定価格買取制度の導入により小水力発電市場の拡大が予想されている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術小水力発電は設置場所が限られ、価格も高いため普及が進んでいない。
  • 新製品・新技術低落差でも設置が容易で、水量や落差が多少変動しても安定して発電できる装置が求められている。
  • 新製品・新技術水車の開発は当社として未知の技術である。

やったこと

永久磁石を利用した低回転でも効率のよい発電機(特許第5619522号)を活用し、インライン型マイクロ水力発電装置を開発した。導水管の途中に取り付ける構造で、導管径は1.5kWが200、3kWが300、5kWが400、10kWが500とし、出力ごとに4機種を新たに設計した。発電機の定格は落差4m、250回転/分で200V、制御盤により三相200V50Hzで売電できる。試作は1.5kWから順に10kWまで行い、自社の実証実験施設で水車の構造、羽根車の形状、発電機の特性を検証した。

新しい製品・サービス:インライン型マイクロ水力発電装置(1.5kW、3kW、5kW、10kWの4機種)

事業の効果

  • 最大出力(1.5kW機) 1.5kW→1.935kW
  • 最大出力(3kW機) 3kW→3.27kW
  • 最大出力(5kW機) 5kW→6.1kW
  • 最大出力(10kW機) 10kW→14kW

試作した全機種が当初目標を上回る最大出力を示した。ただし自社の実証実験装置での結果であり、実際の排水口や水路に設置した長期運用実験が必要である。船橋市の西浦下水処理場で市と共同の実証実験を2016年3月まで行う予定である。販売代理店2社と交渉中で、複数地域から引き合いもある。

今後の展望

マイクロ水力発電は設置が容易で価格も抑えられるため普及が期待される。5年後に年間20台、売上高13,000万円程度を見込む。産業用モーターの生産技術を生かし、自社オリジナル製品として事業の柱にする。

  • 目標:5年後に年間20台を予想
  • 目標:5年後に売上高13,000万円程度を予想

事業者の声

当社は、創業から62年間、回転機のプロとして日立モートルと共に歩み、長年培った技術で、お客様の信頼にお応えしています。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。