シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
株式会社サニー・シーリング
| 事業者名 | 株式会社サニー・シーリング |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県 都城市 |
| 業種 | 印刷・同関連業 |
| 技術分野 | 高機能化学合成 |
臨床検査の病理細胞診断では、キシレンやアルコールなどの薬品を使う工程があり、ラベルが剥がれ印字が消えるため、工程管理用バーコードラベルはほとんど使われていなかった。医療事故の背景には検体の取違えがあることが分かった。医療分野の特殊ラベルはニッチな市場で開発に時間がかかるため、大手メーカーは参入しにくい状況だった。
抱えていた課題
やったこと
粘着剤・コーティング剤の配合条件を抽出して検討し、溶剤に長時間浸しても剥がれず、印刷した検体情報を識別できるかを確認するため試作品を開発した。試作品は県立宮崎病院や協力研究機関の評価を受け、自社の専門チームでも評価した。評価情報をもとに改良試作を繰り返し、病理・臨床検査の全工程を管理するラベルとして「メデイカル向け耐溶剤性特殊ラベル」を開発した。当初はサーマルタイプと熱転写タイプの両方に耐キシレン性を持たせる計画だったが、病院への聞き取りから、サーマルタイプは耐酸性・耐アルカリ性を持つ消毒液対応の管理用ラベルに、熱転写タイプは耐キシレン性に特化した臨床検査専用ラベルに方向を変えた。
新しい製品・サービス:メディカル向け耐溶剤性特殊ラベル
開発したラベルを関東・関西の展示会に出展したところ大きな反響があり、大学病院、総合病院、病理臨床検査企業との取引が実現した。医療分野だけでなく、自動車業界、塗装・メッキ業界、化成品業界などにもニーズがあることが分かり、溶剤や薬品を使う現場での導入や市場拡大につながると見込まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
事例はラベル開発の経緯を述べるが、既存事業との連続性や経営戦略上の位置付けは書かれていない。
病理検査の取違えや材料メーカーが対応できない状況を踏まえ、ニッチ市場で大手が参入しにくい点を示している。
医療事故検体の取違えという課題を特定し、耐溶剤性ラベルの開発と市場開拓で解決を図る計画が具体的に示されている。
付加価値額や賃上げの目標数値は書かれておらず、大学病院や総合病院との取引実現のみが記載されている。
協力研究機関、県立宮崎病院、社内専門チームでの評価と改良を繰り返す体制が読み取れるが人員等の具体性は薄い。
耐キシレン性やラベル剥がれ防止という製品価値と、病院や臨床検査企業というターゲットが明確に示されている。
サーマルと熱転写の用途見直し、試作・評価の反復、今後の社内営業体制強化など遂行方法と段階が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
耐溶剤性の医療用特殊ラベルはニッチで普及度が低く、大手が参入しにくい分野であることが示されている。
医療ミス減少という社会的意義はうかがえるが、雇用創出や経済波及効果の数値や記述は見当たらない。
公開情報では判断できません。
バーコードによる工程管理や識別管理の提案はあるが、先端的デジタル技術や新ビジネスモデルは記載されていない。
医療や自動車・化成品など市場拡大の方向性は示されるが、日本経済の構造転換に言及する記述はない。
公開情報では判断できません。
溶剤や薬品を使う様々な現場に導入できるため、社内営業体制を再構築・強化して市場拡大に取り組む。各業界共通の識別管理や部品トレーサビリティの課題に対応するバーコードラベルとして提案し、市場開拓につなげていく。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
数ミクロンレベルの精度が要求される加工に対応するため、暖機運転や補正に頼らず絶対的な精度を保てる立形マシニングセンタを導入した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。