シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
ミクロエース株式会社
| 事業者名 | ミクロエース株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 宮崎県 宮崎市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | めっき |
微小半導体チップ部品は近年、小型化・高性能化が急速に進んでいる。Bluetooth、ワイヤレスLAN、次世代通信のWiMAXやUWBなどの無線通信分野で注目を集めており、世界をリードする競争力のある商品開発が必要と判断された。社内では長年にわたりめっき技術のシーズが蓄積されていた。
抱えていた課題
やったこと
微小半導体チップへの複合めっき処理にあたり、めっき液の浸漬実験を行い、超音波装置などの外部機関試験装置で画像確認をした。既存めっきで不具合要因となる物質と官能基を特定し、めっき時に発生する水素イオンアタックの影響とめっき電圧との因果関係を解析した。バレル回転中の電圧変化やPLS状電圧の発生の有無、不良率が増減する電圧の境目を見極める実験を行った。チップ母材の成分を特定し、既存めっき液で浸食要因となる物質を突き止めた上で、製品の要求特性を満たすめっき液を自社で開発した。
新しい製品・サービス:微小半導体チップへの複合めっき技術(自社開発のめっき液を含む)
試作開発の結果、チップ部品の材料に含まれる耐薬品性の強い成分を踏まえてめっき液を調合し、効果のあるめっき成分と配合割合を突き止めた。内部欠陥については界面活性剤濃度を下げると欠陥率が減り、ある濃度で内部欠陥を完全にゼロにできることが分かり、内部欠陥防止に効果のあるめっき液の成分と濃度を特定した。これにより微小半導体チップへの複合めっき技術が確立され、新たな事業展開が見込まれている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
社内で長年蓄積した技術シーズを応用したと書かれているが、経営戦略上の位置付けや過去の取組との関係は具体的に示されていない。
無線通信分野で注目されていることや大手半導体メーカーからのオファーがあると書かれているが、競争優位の根拠は示されていない。
約0.5~2%の不具合が課題と具体的に認識され、内部欠陥率を界面活性剤濃度で減らしゼロにできたと結果が示されている。
高付加価値化や賃上げの目標値は書かれておらず、受注の期待があるとの記述にとどまる。
研究開発の実施方法は書かれているが、人材や事務処理体制についての記述は見当たらない。
無線通信分野の微小チップ向けという対象と、不具合解消による要求特性の充足が明確に書かれている。
浸漬実験や電圧解析など段階的な検証過程は書かれているが、今後のスケジュールや課題解決方法は具体性が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
超微小半導体チップへの複合めっきで、既存技術では困難な高精度の不具合ゼロを実現した点が具体的に書かれている。
小型化・高性能化の半導体部品の障害を解消すると書かれ、産業への波及は読み取れるが雇用や経済波及は示されていない。
費用対効果を示す投入額や付加価値額の数字は書かれておらず、不具合率の改善のみが示されている。
半導体チップの高密度化・高性能化への貢献が述べられているが、デジタル技術やサプライチェーンへの言及は限定的。
無線通信分野という成長分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換との関連は書かれていない。
公開情報では判断できません。
Bluetooth、ワイヤレスLAN、WiMAXなどの無線通信分野からの受注を期待しており、大手半導体メーカーからのオファーがすでに寄せられている。今後は既存ユーザーに加え、県内外の新規ユーザーへのアプローチを強化する方針である。今後も不具合解消に対応しためっき技術・管理技術を開発し、半導体チップのさらなる小型化・高密度化・高性能化に貢献する考えである。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
数ミクロンレベルの精度が要求される加工に対応するため、暖機運転や補正に頼らず絶対的な精度を保てる立形マシニングセンタを導入した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。