ものづくり補助金平成24年度鹿児島県

自ら収穫する屋久島特産のガジュツ(紫ウコン)の新商品開発

この事例のポイント

  • 安全面・衛生面の改善が必要だった。
  • 従来の粉末に代わる紫ウコン、秋ウコン、春ウコンのタブレットとウコン濃縮液の試作品開発を行った。
  • 従来の粉末に比べて数段飲みやすくなり、液体は従来にないタイプとして好評価を得ている。

事業者のプロフィール

所在地鹿児島県 屋久島町
業種食料品製造業
技術分野熱処理
従業員数3人
設立2001年

事業の背景

当農園は紫ウコンを乾燥破砕した加工品を健康食品メーカー等に販売している。類似製品が増えてきており、収益の確保が難しい状態であった。飲みやすい商品がほしいという要望をきっかけに試作開発に着手した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度安全面・衛生面の改善が必要だった。
  • 品質・精度加工時の品質劣化対策が必要だった。
  • 販路・情報発信商品価値を高めるパッケージを作り、ブランド化する必要があった。
  • 新製品・新技術紫ウコンの粉末は飲みにくいという顧客からの要望があり、飲みやすい商品の開発が求められていた。
  • その他類似製品が増え、紫ウコンの乾燥破砕加工品の収益確保が難しくなっていた。

やったこと

従来の粉末に代わる紫ウコン、秋ウコン、春ウコンのタブレットとウコン濃縮液の試作品開発を行った。タブレットの賦形剤には加工でんぷんを検討し、アロエベラの加工でんぷんを使った試作品も併せて作った。タブレットを試飲した結果、形状は6ミリの円柱形が最適と判断した。梱包時に粒が壊れない硬さを保つため加工でんぷんと菜種硬化油を配合した。ウコン濃縮液は各濃度の液体を用いて色、味、溶解度を試験し、10%の濃度が最適と判断した。真空シーラー機を導入し、製品をアルミ袋で梱包した。

新しい製品・サービス:ウコンタブレット(紫ウコン・秋ウコン・春ウコン)とウコン濃縮液

事業の効果

従来の粉末に比べて数段飲みやすくなり、液体は従来にないタイプとして好評価を得ている。携帯にも便利で場所を問わず飲用できる。真空シーラー機とアルミ袋による梱包で酸化防止と防虫の効果が得られた。加工時は1回あたりの加工量を減らすことで品質劣化を防いだ。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均3.1 / 514観点のうち10観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    これまでの取組との一貫性紫ウコン乾燥破砕品を健康食品メーカー等へ販売してきた経緯があり、類似品増加で収益確保が難しくなり、飲みやすい商品開発に着手した。
  • 4
    課題の認識と解決安全面・品質劣化対策・ブランド化の3課題を挙げ、真空シーラーやパッケージ作成で解決を図ると記載されている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け飲みにくい粉末への顧客要望を受けた開発で、健康や美容に関心のある女性や30〜50代をターゲットと明記している。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標収益確保につながると見込むとの記述はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
経営戦略との整合性3.7
  • これまでの取組との一貫性4

    紫ウコン乾燥破砕品を健康食品メーカー等へ販売してきた経緯があり、類似品増加で収益確保が難しくなり、飲みやすい商品開発に着手した。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    類似製品が増えて収益確保が難しいと述べられているが、市場規模や自社の強みを示す数値的な裏付けは示されていない。

  • 課題の認識と解決4

    安全面・品質劣化対策・ブランド化の3課題を挙げ、真空シーラーやパッケージ作成で解決を図ると記載されている。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標2

    収益確保につながると見込むとの記述はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員は3人と記載され、パッケージ制作では他社と協力している。補助事業の遂行体制の詳細は示されていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    飲みにくい粉末への顧客要望を受けた開発で、健康や美容に関心のある女性や30〜50代をターゲットと明記している。

  • 事業化までの道筋3

    特産品アンテナショップや大手ショッピングモールへの出展、会員制通販などの販路計画は示されるが、時期や段階は不明。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    従来の粉末にない液体タイプやタブレットを開発し好評価を得ていると記載されている。普及度を示す数値はない。

公的補助の必要性判断できません
  • 波及効果・雇用ー

    公開情報では判断できません。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献ー

    公開情報では判断できません。

政策面2.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及2

    屋久島の立地と特産品という語が見られるが、地域経済や雇用への波及効果は記載されていない。

今後の展望

健康や美容に関心のある年代・女性をターゲットに、特産品アンテナショップや大手ショッピングモールへの出展、会員制通販カタログへの掲載を計画している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。