焼き菓子をAIで全数検査し、廃棄を1.2tから0.4tに

成果廃棄:月1.2tから0.4tに

この事例のポイント

  • 検査の基準が人によってちがい、迷ったら外すため、まだ売れる品まで月1.2tを捨てていた。
  • 外した品を並べ直して「売ってよい焼き色」の見本を12段階で作り、それをAIに学ばせた。
  • 廃棄が月0.4tになり、オーブンの温度の偏りも見つかった。

事業者のプロフィール

事業内容土産物の焼き菓子をつくる菓子メーカー
所在地佐賀県
業種製造業
従業員数従業員65名、うちパート40名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 1日約6万個の焼き菓子を、コンベアの横に立つパート4人が焼き色と割れで選んでいた。
  • 人によって基準がちがい、迷ったら外す人が多く、まだ売れる品まで月1.2tを廃棄していた。
  • 夏は工場が35度を超え、ライン横の検査は人が続かず、この2年で検査の担当が7人辞めた。

やったこと

  1. 製造課長が外した品を1週間分すべて並べ直すと、4割は社長が「これは売れる」と言う焼き色だった。
  2. 社長と検査の担当で「売ってよい焼き色」の見本を12段階で作り、それをAIに学ばせた。
  3. まず主力のバタークッキーの1ラインにAIカメラとはじき出す装置を付け、3か月は人の検査と並べて結果を比べた。
  4. 判定が人とほぼ同じになったのを確かめ、翌年に饅頭のラインにも広げた。

事業の効果

  • 廃棄:月1.2tから0.4tに
  • ライン横の検査の担当:1ライン2人から0人に(包装と出荷に移った)
  • 判定の記録から、オーブンの奥の段だけ焼きが強いと分かり、温度の設定を直した
  • 割れの見逃しによる苦情:年9件から1件に

今後の展望

焼き色のデータを季節ごとの生地の状態と合わせて見て、焼くときの条件を先に決められるようにする。

同じ使い方に補助金は使える?

検査のAIカメラとはじき出す装置の導入は、省力化投資補助金(一般型)やものづくり補助金などが対象になりえます。人手を減らす計画か、新しい品質の基準で売上を伸ばす計画かで合う補助金が変わり、御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

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出典・補足

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