この事例のポイント
- 今の検査装置の「怪しい」の判定が多すぎ、人が1枚90秒かけて見直していた。
- 検査装置はそのまま使い、そのあとにAIを入れて、本当に怪しい所だけを人に見せる形にした。
- 検査の記録を基板ごとに残せるようになり、医療機器の会社と取引が始まった。
事業者のプロフィール
| 事業内容 | 産業機器の基板の実装を受ける電子部品の会社(実装ライン4本) |
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| 所在地 | 長崎県 |
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| 業種 | 製造業 |
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| 従業員数 | 従業員42名 |
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課題と取り組み
抱えていた課題
- 今の検査装置は「怪しい」の判定が多く、1枚あたり平均30か所の空振りを人が目で見直していて、1枚に90秒かかった。
- 見直しの担当は空振りに慣れてしまい、本当のはんだ不良を「また空振り」と通して、客先で2回不具合が見つかった。
- 医療機器の会社から注文の話があったが、条件は基板1枚ごとの検査の記録を10年残すことだった。
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やったこと
- 入社4年目の生産技術の社員が、空振りの写真と本当の不良の写真を3か月で約1万か所分ためた。
- 今の検査装置はそのまま使い、そのあとにAIを入れて、空振りを省いて本当に怪しい所だけを人に見せる形にした。
- まず医療機器向けのラインで試し、見直しの担当がAIの判定に「違う」と付けた分を毎月学ばせ直した。
- 検査の画像と結果を基板の番号ごとに残す仕組みを作り、残りの3ラインに広げた。
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事業の効果
- 人による見直し:1枚90秒から15秒に
- 人が見る箇所:1枚平均30か所から3か所に
- 客先で見つかるはんだ不良:その後1年で0件
- 検査の記録を出せるようになり、医療機器の会社と取引が始まって売上が1割増えた
今後の展望
はんだの不良が出やすい部品の配置を設計の段階で客先に伝え、不良の出にくい基板を一緒に作る。
同じ使い方に補助金は使える?
今の検査装置に足すAIの検査の仕組みと、記録を残すシステムは、ものづくり補助金や省力化投資補助金(一般型)などが対象になりえます。新しい客先との取引を広げる計画として書くか、人手を減らす計画として書くかで合う補助金が変わり、御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。
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出典・補足
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