住宅設備の会社が、工事の記録を生成AIで読み、交換時期のお客さんへの案内を自動化する

成果交換の時期を迎えたお客さんからの受注:年約60件から約110件に

この事例のポイント

  • 工事したお客さんは約8,000件いたが、交換の時期の案内はせず、量販店のチラシに先を越されていた。
  • 工事伝票を顧客管理のシステムに入れ、生成AIが交換の時期のお客さんに合わせた案内の文を作る形にした。
  • 交換の受注が年約110件になり、急ぎの工事が減って職人の残業も減った。

事業者のプロフィール

事業内容給湯器やエアコンの販売・工事をする住宅設備の会社
所在地三重県
業種建設業
従業員数従業員15名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • これまでに工事したお客さんは約8,000件あったが、記録は紙の工事伝票と営業の手帳に分かれていた。
  • 給湯器は10年ほどで交換の時期が来るが、案内はしておらず、壊れて電話が来るのを待っていた。
  • 去年、10年前に給湯器を付けたお客さんの家に修理で行くと、隣の家に大手の量販店の新しい給湯器が付いていた。聞くと「チラシが来たから」と言われた。

やったこと

  1. その一件で社長は「お客さんに先に声をかけられている」と気付いた。事務の2人が半年かけて、工事伝票約8,000件を顧客管理のシステムに入れた。
  2. 工事の記録と機器の型番から交換の時期が近いお客さんを選び、生成AIが機器と家族の状況に合わせた案内の手紙とメールの文を作る仕組みを作った。
  3. 案内には、前回の工事を担当した職人の名前と顔写真を入れた。「あのときの職人さんなら」と電話をくれるお客さんが多かった。
  4. 電話で聞かれた内容は営業が記録に残し、次の案内の文に生かす。案内は年に2回、寒くなる前と夏の前に送る。

事業の効果

  • 交換の時期を迎えたお客さんからの受注:年約60件から約110件に
  • 壊れてからの急ぎの工事が減り、職人の残業が月平均12時間減った
  • 案内の文を作る時間:1回の発送で約3日から半日に
  • 職人の名前が入った案内が好評で、「知り合いにも」と紹介の依頼が年に20件ほど来るようになった

今後の展望

案内への返事の記録から、エアコンや浴室のリフォームなど、次の提案の時期も読めるようにする。

同じ使い方に補助金は使える?

自社の顧客の記録とつないだ案内の仕組みの構築は、ものづくり補助金や省力化投資補助金(一般型)などが対象になりえます。案内の手紙の印刷や送料は、販路を広げる取り組みとして持続化補助金の対象になりえます。御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

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出典・補足

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