地方の印刷会社が、チラシの見出しと広告文を生成AIで案出しし、デザインの注文を増やす

成果チラシの案を出すまで:2〜3日から打ち合わせのその場に

この事例のポイント

  • 地元のチラシの注文がネット印刷に流れ、デザイナー2人では案を出すのに2〜3日かかっていた。
  • 生成AIにチラシをまるごと作らせるのはやめ、見出しと広告文の案出しだけを任せた。
  • 打ち合わせのその場で案を出せるようになり、デザインからの注文が22%増えた。

事業者のプロフィール

事業内容地方都市の印刷会社
所在地岡山県
業種製造業
従業員数従業員16名、デザイナー2名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 印刷の注文は年々減り、5年前と比べて売上が3割下がった。地元のスーパーや工務店のチラシは、ネット印刷に安く流れていた。
  • デザインから頼める点が強みだったが、デザイナーは2人だけで、1件のチラシの案を出すのに2〜3日かかっていた。
  • 案が1つしか出せず、お客さんから「ほかの案も見たい」と言われると、さらに数日待たせていた。

やったこと

  1. 最初は画像を作る生成AIでチラシをまるごと作らせたが、文字が崩れたり、店の商品と違う絵が出たりして、そのままでは使えなかった。デザイナーの1人は「これなら自分で作ったほうが早い」と言った。
  2. 使い方を変え、生成AIには見出しと広告文、配置の案だけを出させ、仕上げはデザイナーがする分担にした。
  3. お客さんの店の情報と過去のチラシ、反響のあった言葉を入れると、生成AIが見出しと広告文を5案ずつ出す仕組みを作った。
  4. 営業がお客さんとの打ち合わせの場で案を出し、その場で選んでもらう形にした。一番よく使ったのは入社2年目の営業で、打ち合わせの回数が減った。

事業の効果

  • チラシの案を出すまで:2〜3日から打ち合わせのその場に
  • 1件のチラシのデザインにかかる時間:平均6時間から3時間に
  • 「案をたくさん出してくれる印刷屋」として紹介が増え、デザインからの注文が前年より22%増えた
  • ネット印刷に流れていた地元の工務店2社が、デザイン込みの注文で戻ってきた

今後の展望

反響のあったチラシの言葉を記録して次の案出しに使い、「反響が取れるチラシ」を売りにする。

同じ使い方に補助金は使える?

自社のデザインの仕事に合わせた案出しの仕組みの構築は、省力化投資補助金(一般型)などが対象になりえます。新しいサービスとして売り出す計画なら持続化補助金も考えられ、御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

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出典・補足

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