事業再構築補助金 複数申請できる申請枠を解説

事業再構築補助金

事業再構築補助金は補助金額の大きさが魅力な一方、第9回公募まではグリーン成長枠を除き、一度採択されると事業者あたり1度しか交付されません。しかし、2023年度の事業再構築補助金からは複数回可能になる2つの申請枠が新たに設けられました。本日はその3つの申請枠を解説します。

事業再構築補助金 3つの申請枠で複数回申請が可能

事業再構築補助金の「グリーン成長枠」は以前から過去採択者の再申請が可能でしたが、2023年度第10回公募からは「産業構造転換枠」、「サプライチェーン強靭化枠」も再申請が可能となりました。事業再構築補助金は補助金額も大きく、補助対象経費の範囲も広いため、再申請できるのは大きなメリットです。

事業再構築補助金 複数申請の上限

上記に複数回申請した場合でも上限はあります。事業再構築補助金に申請できる回数は最大2回です。
また1回目にグリーン成長枠又は産業構造転換枠、サプライチェーン強靭化枠に採択された事業者は、同一枠に再度採択されることはありません。

みなし同一法人でも同様なので注意

事業再構築補助金にはみなし同一法人といって、親会社が議決権50%以上を有する子会社についても、親会社の申請と同一とみなす「みなし同一法人」が設けられています。そのため、子会社で申請された場合、親会社で申請していないからといって、再度申請することはできませんのでご注意ください。

みなし同一法人の解説はこちら

まとめ

第10回公募からはグリーン成長枠に加えて、産業構造転換枠、サプライチェーン強靭化枠でも複数回申請が可能になりました。事業再構築補助金は、補助金額も大きく、うまく活用すれば事業の成長につなげることができます。

事業再構築補助金 申請相談窓口

事業再構築補助金に関するご相談はこちらです。フォームを送信すると担当者が詳しい内容をご説明します。


PROFILE

稲野 健夫(代表取締役)
稲野 健夫(代表取締役)
兵庫県出身、関西学院大学卒。調達件数100社以上、成功確率80%超。
東証プライム上場の事業会社→コンサルファームを経て2023年起業。経営者の新たな挑戦をサポートするため、事業再構築補助金やものづくり補助金、融資等を活用した資金調達支援やインキュベーション事業、イベント事業を提供しています。

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