SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和7年度製造業鳥取県

DX計測で成型機とコンプレッサーを見える化し省エネ

戎屋化学工業株式会社

成果運用改善と設備更新の計画で、事業所全体のCO2を年1,739t削減し、3.6%減らす見込み。

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この事例のポイント

  • エネルギー使用量が見えていなかった工場が、DX計測で主要機器の状況を把握できるようにした。
  • 複数年度の支援を使い、現状分析、対策検討、実行のPDCAを回す計画である。
  • 取引先から求められる国際的な外部評価への対応も、取り組みの理由になっている。
  • 運用改善と設備更新の両面から対策を組み合わせている。

事業者のプロフィール

事業者名戎屋化学工業株式会社
所在地鳥取県
業種プラスチック製品製造業
相談先中国電力株式会社

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 使用量の把握不足取引先から脱炭素活動を求められる中、工場全体や各主要機器のエネルギー使用量の推移を把握できていなかった。

やったこと

  1. DX計測の導入更新時期を迎える既存設備にDXシステムを入れ、成型機6台の消費電力とシリンダの放熱状況を計測する。
  2. コンプレッサーの計測消費電力、圧力、温度、エア漏れ量と漏れ箇所を測り、運用状況を見える化する。
  3. 成型機の運用改善週始めの起動と待機時間の関係を分析し、段取り替えの短縮などで待機電力を減らす。
  4. コンプレッサーの運用改善給気温度の低減、フィルタ清掃、吐出圧力の低減、エア漏れの改修で消費電力を下げる。

補助金を使った経費

  • DXシステム電力量計測成型機の高効率機器への切替コンプレッサーの高効率機器への切替経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 運用改善と設備更新を合わせ、年間のCO2削減量は1,739t-CO2の計画である。
  • 事業所全体のCO2排出を3.6%削減する目標である。
  • コンプレッサーの運用改善で年38.3t-CO2、エネルギーコストで年1,724千円を減らす計画である。
  • 成型機の高効率機器への切替で年4.2t-CO2、年187千円の削減を見込む。
  • コンプレッサーの高効率機器への切替で年19.2t-CO2、年862千円の削減を見込む。

事業者の声

これまでも省エネの取組みを進めてきましたが、設備ごとの使用電力量や停止時間などを正確に把握することが課題でした。

SHIFT事業を通じてDX計測を導入したことで、エネルギーの“見える化”が進み、ムダな稼働やロスの把握が可能となりました。

また、補助金を活用したことで初期投資の負担を軽減でき、社内でも省エネ活動を前向きに推進する機運が高まりました。

鳥取県のプラスチック製品製造業
出典・注記

相談先と計画づくり

その他中国電力株式会社

今後の展望

2年目に運用改善と設備更新を実施する予定で、取得データでCO2削減効果を検証し、さらなる省エネ改善に取り組む。

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