SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和3年度製造業岐阜県

石炭ボイラーをガスコジェネに替え、CO2を約37%減らす

フタムラ化学株式会社

成果目標年度に年間63,141t-CO2を削減し、基準年度比37.1%減を見込む。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 石炭ボイラーを廃止し、燃料を都市ガスへ切り替える抜本的な対策にした。
  • 廃止する設備と流用する設備を、環境負荷と省エネの面から仕分けて計画した。
  • 補助事業とは別に、重油ボイラーの都市ガス化も同時に進めた。
  • 投資回収は見込めないが、大気汚染物質や廃棄物処理費の削減など副次的な効果を見込む。

事業者のプロフィール

事業者名フタムラ化学株式会社
所在地岐阜県
業種パルプ・紙・紙加工品製造業
相談先ガス会社

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 設備の老朽化と脱炭素化石炭ボイラーを中心とした発電・蒸気システムは老朽化しており、脱炭素化や生産体制の変化への対応も必要だった。

やったこと

  1. 発電・蒸気システムの更新石炭ボイラーと蒸気タービン発電機を廃止し、高効率ガスタービンコジェネと高圧ガスボイラーを導入した。年間約50,742t-CO2の削減を見込む。
  2. 重油ボイラーの燃料転換既存のC重油ボイラーの燃料を都市ガスに替えた。年間約9,292t-CO2の削減を見込む。
  3. 排水処理設備の省エネ排水処理施設の中間ポンプにインバータを付けた。年間約15t-CO2の削減を見込む。
  4. 工夫:設備の仕分け圧力・温度の異なる3系統の蒸気と電力を供給する既存設備について、更新する設備と流用する設備を検討した。

補助金を使った経費

  • ガスタービンコジェネシステム高圧ボイラー経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 目標年度(令和6年度)に年間63,141t-CO2を削減し、基準年度比37.1%減を見込む。
  • 石炭から都市ガスへの転換で、窒素酸化物・硫黄酸化物・ばいじんの発生が抑えられ、石炭灰処理などの廃棄物処理費が大きく減る見込み。
  • 燃料納入や設備運転の管理業務が大きく減り、働き方改革につながる見込み。
  • エネルギーコストはむしろ増加し、投資回収は補助の有無にかかわらず見込めない。

事業者の声

補助金を活用することによって大規模な設備更新を実現し、化石燃料を大幅に削減することができる。

応募に当っては実績のあるメーカーの支援や関連機関のご指導を受けることができ円滑に進めることができた。

岐阜県のパルプ・紙・紙加工品製造業
出典・注記

相談先と計画づくり

その他ガス会社

今後の展望

2050年に向け、都市ガスのカーボンニュートラル化、メタネーション、水素利用、再生可能エネルギー電力の導入などを適切な時期に進め、カーボンニュートラルを目指す。

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