グリーンリカバリーの実現に向けた中小企業等のCO2削減比例型設備導入支援事業(GR事業)令和3年度製造業群馬県

蒸気ボイラーをヒートポンプに替え、CO2を約22%減らす

有限会社小暮塗装

成果対象設備のCO2排出量を年110tから86tへ、21.8%減らす計画である。

省エネ・脱炭素に使える公募中の補助金 313件を見る

この事例のポイント

  • LPGを使う蒸気ボイラーの熱源を、電気で動くヒートポンプに替えた。
  • 化成槽で必要な熱量が減ったため、熱源を小さく効率のよいものにできた。
  • 設備の導入に合わせて運用の改善を提案してもらい、削減量が増えた。
  • 診断機関の紹介で補助金を知り、診断事業と導入事業の両方を使った。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社小暮塗装
所在地群馬県
業種金属製品製造業
相談先エコ・クリーンエンジニアリング株式会社

課題と取り組み

抱えていた課題

  • LPGボイラーによるCO2の多さ燃料にLPGを使うボイラーからのCO2排出量が多かった。塗装乾燥工程の廃熱を使えるかどうかの検証も課題だった。

やったこと

  1. 前処理槽の熱源をヒートポンプに変更脱脂槽と化成槽を温める熱源を、蒸気ボイラーから循環加温式ヒートポンプ(20kW、3台)に替えた。
  2. 小型ガス蒸気ボイラーの導入小型ガス蒸気ボイラー(313kW、1台)を入れた。
  3. 工夫:熱源の効率化化成槽の所要熱量が減ったことを踏まえ、ヒートポンプへの変更で熱源を効率化した。
  4. 工夫:運用の改善蒸気システムの立ち上げ時間を適切に確保し、段取り替えでロスが出ないよう工程管理を行った。

補助金を使った経費

  • 循環加温式ヒートポンプ3台小型ガス蒸気ボイラー1台経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 対象設備のCO2排出量が年110tから86tになり、21.8%減る計画である。
  • 蒸気システム熱源の電化で、年間のCO2削減量は24tとなり、工場全体では4.5%の削減にあたる。
  • エネルギーコストは年に約42万円減る見込みである。
  • 投資回収年数は補助ありで約13年、補助なしで約18年である。
  • 蒸気システムの立ち上げ時間が適切に確保でき、品質が安定した。

事業者の声

CO2排出量が特に多い塗装工程において、加熱の方式変更(蒸気ボイラーからヒートポンプへ)・廃熱回収等の設備対応や他の生産工程等の変更も含めた改善が進められ、工場全体のCO2削減が実現できたことは、補助事業の助成の成果があったと再認識しています。

今後も更なる改善活動を進めCO2削減に取り組みたいです。

群馬県の金属製品製造業
出典・注記

相談先と計画づくり

民間の専門家エコ・クリーンエンジニアリング株式会社

今後の展望

今後も改善活動を進め、CO2削減に取り組む。

製造業のほかの採択事例

製造業の事例をすべて見る