広報誌の制作会社が、表記のルール確認を生成AIで下準備し、校正の見落としを減らす

成果1冊の校正にかかる時間:約16時間から約7時間に

この事例のポイント

  • 市町ごとに表記のルールがちがい、町長の名前の間違いで2,000部を刷り直した。
  • 過去の校正の赤字約4,000か所からルールの一覧を作り、生成AIが怪しい箇所に印を付ける段を入れた。
  • 校正の時間が半分以下になり、新たに2つの町の仕事を受けた。

事業者のプロフィール

事業内容自治体の広報誌やパンフレットをつくる制作会社
所在地鹿児島県
業種学術研究、専門・技術サービス業
従業員数従業員12名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 5つの市町の広報誌を毎月つくっていたが、市町ごとに表記のルールがちがった(「子ども」と「子供」、日付の書き方など)。
  • 校正は社長と校正担当の2人が目で確かめていて、1冊に16時間ほどかかっていた。
  • 去年、ある町の広報誌で町長の名前の漢字を間違え、2,000部を刷り直した。費用は60万円ほどかかった。

やったこと

  1. 刷り直しのあと、町の担当者から「次は無いと思ってください」と言われた。社長は、人の目の確認の前に、機械で確かめる段を入れると決めた。
  2. 5つの市町の表記のルール集と、過去3年の校正の赤字約4,000か所を集め、市町ごとのルールの一覧にした。
  3. 原稿を入れると、生成AIが市町ごとのルールに合わない表記と、名前・日付・電話番号の怪しい箇所に印を付けて出す仕組みを作った。
  4. 印の付いた箇所は校正担当が原本と照らして直す。印が無い箇所も、名前と数字だけは人が必ず見る決まりを残した。

事業の効果

  • 1冊の校正にかかる時間:約16時間から約7時間に
  • 刷り直しになる間違い:この1年で0件
  • 校正担当が、空いた時間で読みやすさの提案(見出しの言い回し、写真の選び方)をするようになった
  • 提案が評価され、新たに2つの町の広報誌の仕事を受けた

今後の展望

同じ仕組みで、市町のホームページの文章のルール確認も請け負う。

同じ使い方に補助金は使える?

自社の校正の流れに合わせたルール確認の仕組みの構築は、省力化投資補助金(一般型)などが対象になりえます。御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

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出典・補足

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