社労士事務所が、顧問先からの質問への回答を生成AIで下書きし、返事を当日中にする

成果回答までの日数:最大3日から当日中に

この事例のポイント

  • 法改正で顧問先からの質問が増え、回答を書けるのは所長と副所長の2人だけだった。
  • 過去の回答約3,000通で答え方をそろえ、生成AIが根拠の条文つきで回答を下書きする仕組みにした。
  • 回答が当日中になり、紹介で顧問先が14社増えた。

事業者のプロフィール

事業内容社会保険労務士事務所(顧問先約120社)
所在地大阪府
業種学術研究、専門・技術サービス業
従業員数職員8名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 法改正が続き、顧問先から「この場合は育休を取れるか」といった質問がメールで1日15件ほど届いた。
  • 回答は所長と副所長しか書けず、調べて書くのに1件30分ほどかかった。返事まで3日待たせることもあった。
  • 就業規則の見直しの依頼もたまり、ある顧問先からは「返事が遅いので、別の事務所も考えている」と言われた。

やったこと

  1. 副所長が、これまでの回答メール約3,000通を質問の種類ごとに分け、事務所としての答え方をそろえた。古い制度のままの回答は外した。
  2. 質問のメールを入れると、生成AIが過去の回答と最新の制度をもとに回答の下書きを作り、根拠の条文も並べて出す仕組みを作った。
  3. 下書きは必ず社労士が確かめて送る決まりにした。顧問先の会社名や社員の名前はAIに入れず、記号に置き換える手順にした。
  4. 就業規則の見直しも、顧問先の今の規則と改正の内容を入れると、直す箇所の一覧が出るようにした。

事業の効果

  • 顧問先からの質問に回答を書く時間:1件約30分から約10分に
  • 回答までの日数:最大3日から当日中に
  • 見直しの待ちが無くなり、就業規則の見直しの依頼を年に30件多く受けられた
  • 「返事が早くなった」と顧問先からの紹介が増え、この1年で顧問先が14社増えた

今後の展望

よくある質問を顧問先向けの手引きにまとめ、毎月の面談で使う。

同じ使い方に補助金は使える?

自社の業務に合わせた回答の下書きの仕組みの構築は、省力化投資補助金(一般型)などが対象になりえます。顧問先向けの新しいサービスとして計画するなら、ものづくり補助金も考えられます。御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

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出典・補足

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