地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業令和6年度宿泊業、飲食サービス業福岡県

和室を露天風呂付き洋室に改修し、宿泊単価を約88%上げる

玄海旅館

成果宿泊単価は2019年の11,000円から2024年には20,646円となり、約87.7%上がった。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 和室を露天風呂付きの洋室に替え、幅広い客層を狙える客室にした。
  • トイレや洗面台のなかった客室に水回りを設け、使いやすさを高めた。
  • 他地域の事例を学び、従来の相場にとらわれず単価を決めた。
  • 増えた収益を従業員の賃金に回し、待遇を改善した。

事業者のプロフィール

事業者名玄海旅館
所在地福岡県
業種旅館

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 施設の老朽化トイレや洗面台のない部屋が点在し、客に十分なサービスを出せていなかった。

やったこと

  1. 露天風呂付き洋室への改修和室3部屋を露天風呂付きの洋室2部屋に改修した。ベッドを一段高くし、寝ながら海を眺められるようにした。
  2. 水回りの整備一部の客室にバス・トイレ・洗面台を設置し、利便性を上げた。
  3. ソフト面の強化アメニティを増やし、寝具を新調した。
  4. 単価の見直し地方の無名な温泉地でも単価を取れている旅館を参考に、客室露天風呂を軸にして従来の相場より高く設定した。

補助金を使った経費

  • 和室3部屋の露天風呂付き洋室2部屋への改修工事一部客室へのバス・トイレ・洗面台の設置工事経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 宿泊単価が11,000円から20,646円になり、87.7%上がった。
  • 客室稼働率が25.0%から83.0%に改善した。
  • 予約サイトの宿泊客満足度が3.8から4.5に上がった。
  • リピート率が20.0%から40.0%になった。
  • 賃金を62.5%引き上げた。

事業者の声

昔は「みあれ祭」を中心に漁港として栄えた宗像市も、今や衰退してきています。

現状の福岡県には福岡・天神エリアに次ぐ2泊目の拠点がない状況ですから、食事・自然・歴史で高いレベルにあり、アクセスも優れた宗像を、高山・宇治に並ぶ「和の街」として、第2の観光宿泊拠点とするビジョンを持っています。

やはり露天風呂は単価向上につながるものと考えます。

また、話題性を高められるという意味では、銭湯の新設も効果的だろうと思いますね。

福岡県の旅館(客室19室)
出典・注記

今後の展望

市街化調整区域の都市計画を変えるため地域住民の署名を集め、補助金を探しながら体験コンテンツを増やす予定である。廃屋を再生した別館も2025年2月に開業した。

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