SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和4年度製造業静岡県

重油焚きボイラー発電をガス化し、CO2を22.8%減らす

日本食品化工株式会社

成果事業場全体のCO2排出量を年176,438tから136,164tへ、22.8%減らす計画である。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 重油を燃料とする発電設備を都市ガス焚きに替え、CO2排出の大きい燃料から転換した。
  • 30年以上動いた設備を更新し、故障による熱電供給の停止リスクを減らした。
  • 設備更新に加え、LED照明、空気圧縮機、太陽光発電といった自主的な対策も進めた。
  • エンジニアリング会社の紹介で補助事業を知り、2019年の検討開始から約6年かけて完了させた。

事業者のプロフィール

事業者名日本食品化工株式会社
所在地静岡県
業種食料品製造業
相談先エンジニアリング会社

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 重油燃料と設備の老朽化発電設備はC重油を燃料にしてCO2排出が多かった。更新対象は30年以上稼働して不具合が増えており、熱電供給が長期間止まってCO2原単位が悪化する恐れもあった。

やったこと

  1. 燃料転換と設備更新C重油焚きの蒸気ボイラータービン発電設備を、都市ガス焚きの蒸気ボイラータービン(7,580kW)などに更新した。ガスタービンのコージェネと既設ボイラータービンを協調運転して効率を上げる。
  2. 自主的対策:高効率化高効率LED照明と高効率空気圧縮機に更新した。
  3. 自主的対策:電力の低炭素化太陽光発電設備を導入した。
  4. 進め方:情報入手から事業完了までエンジニアリング会社の紹介で補助事業を知り、2021年12月に活用を決め、2022年5月に応募した。事業完了は2025年2月である。

補助金を使った経費

  • ガスタービンコージェネレーション都市ガス焚き蒸気ボイラータービン発電設備7,580kW経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 事業場全体のCO2排出量を年176,438tから136,164tへ、22.8%減らす計画である。
  • 燃料転換の対策だけで、年間39,979tのCO2を削減する見込みである。
  • LED照明への更新で年175t、空気圧縮機の更新で年95t、太陽光発電で年26tのCO2を減らす。
  • 運転と保守がしやすくなり、熱電供給設備の起動・停止時間も短くなる。
  • 設備の故障リスクが下がり、安定して運用できるようになる。

事業者の声

弊社では、「長期経営ビジョンNSK2030」を策定し、その中で環境への取り組みも大きな柱として位置付けております。

弊社事業であるトウモロコシからの澱粉製品、糖化製品の製造過程では多くのエネルギーを消費しておりますが、C重油焚きボイラータービン発電設備の燃料転換事業による設備更新は、CO2の排出量削減を目指すとともに、長期経営ビジョンに沿った環境負荷低減のための大きな施策となるものです。

設備の更新だけでなく、日常の使用エネルギーの抑制にも取り組みながら、より環境負荷を低減させるよう努めています。

静岡県の食料品製造業
出典・注記

相談先と計画づくり

民間の専門家エンジニアリング会社

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