SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和6年度製造業秋田県

ガスコージェネ導入と燃料転換で、工場のCO2を約17%減らす

キョーリン製薬グループ工場株式会社

成果事業所全体のCO2排出量を7,366t-CO2/年から6,045t-CO2/年へ、約17.9%減らす計画である。

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この事例のポイント

  • 700kWのガスコージェネを入れ、系統電力を約40%減らして排熱も使う。
  • 更新期を迎えた灯油焚きボイラーを、天然ガス焚き(2ton/h×5台)に替える。
  • トラップ診断の結果をもとに、スチームトラップを交換して漏れ蒸気を減らす。
  • 昼間に発電してピーク電力を抑え、すすの掃除回数も減らせる。

事業者のプロフィール

事業者名キョーリン製薬グループ工場株式会社
所在地秋田県
業種化学工業(医薬品製造業)
相談先Daigasエナジー

課題と取り組み

抱えていた課題

  • エネルギー使用量とCO2の削減工場の電力は全て系統電力で賄っていた。灯油焚きボイラーが更新時期を迎えており、ガス焚きよりCO2排出量が多かった。

やったこと

  1. 高効率ガスコージェネの導入700kWのガスコージェネを入れ、電力と排熱を有効に使う。系統電力とボイラー燃料の使用量を減らし、全体でCO2を減らす。LNGサテライト設備(タンク容量80kL)も整える。
  2. 蒸気ボイラーの燃料転換灯油焚きボイラーを天然ガス焚きボイラー(2ton/h×5台)に更新し、CO2排出を減らす。
  3. スチームトラップの改善トラップ診断の結果に基づいて交換し、漏れ蒸気を減らしてCO2を削減する。補助によらない自主対策として行う。
  4. きっかけ:補助制度の情報共同事業者のガス会社から補助制度の活用を勧められ、検討を始めた。

補助金を使った経費

  • 高効率ガスコージェネレーションシステム700kWLNGサテライト設備タンク容量80kLガス焚き蒸気ボイラー5台経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • ガスコージェネの導入で、CO2を年216t削減し、エネルギーコストを年29,180千円減らす。
  • 蒸気ボイラーの燃料転換で、CO2を年1,063t削減し、エネルギーコストを年27,427千円減らす。
  • スチームトラップの改善で、CO2を年43t削減し、エネルギーコストを年1,742千円減らす。
  • エネルギーコストの削減額は約5,661万円/年で、投資回収年数は補助ありで約6.9年、補助なしで約8.6年となる。
  • 昼間の発電でデマンドカットができ、夏と冬のピーク電力対策になる。
  • 気体燃料への変更ですすの発生が減り、すす吹きなどの作業回数を減らせる。

事業者の声

当工場はグループ内でもCO2排出量の多い工場のため、弊社グループの企業行動憲章に掲げる「環境問題への取り組みは人類共通の課題であり、企業の活動と存続に必須の要件として、主体的に行動する」のもと、SHIFT事業による補助金を活用して、CO2削減を加速させます。

秋田県の医薬品製造工場
出典・注記

相談先と計画づくり

その他Daigasエナジー

今後の展望

グループの目標として、2030年度にCO2排出量を2015年度比で46%減らすことを掲げ、2050年のカーボンニュートラルにも挑む。

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