SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和6年度製造業愛知県

焼成炉の燃料を都市ガスに替え、CO2を15.2%減らす

美濃窯業株式会社

成果事業所全体のCO2排出量を年670t、15.2%減らす見込み。

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この事例のポイント

  • 主要工程の乾燥・焼成炉を対象に、燃料転換と排熱の活用を組み合わせた。
  • バーナー交換、排熱回収、遮熱塗装の3つの対策を重ねた。
  • 重油の取り扱いや供給設備の管理の負担がなくなり、夏場の作業環境の改善も見込める。
  • 国の支援施策を知り、進めていたCO2削減計画の中で活用した。

事業者のプロフィール

事業者名美濃窯業株式会社
所在地愛知県
業種窯業・土石製品製造業(耐火物製造)

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 重油中心でCO2が多い主な燃料がA重油のためCO2排出量が多かった。連続式焼成炉から出る熱の多くも排熱になっていた。

やったこと

  1. バーナー交換と燃料転換原料や製品の乾燥・焼成に使う燃焼機器のバーナーを交換し、燃料をA重油から都市ガスへ替えた。
  2. 焼成炉の排熱回収連続式焼成炉の天井部に熱交換器を付け、排熱を回収して燃料使用量を減らす。これは自主対策として実施した。
  3. 缶体の遮熱塗装連続式焼成炉の缶体に遮熱塗装を施し、輻射熱が炉外へ出るのを抑えて燃料使用量を減らす。

補助金を使った経費

  • 乾燥炉・焼成炉用バーナー交換燃料転換連続式焼成炉の遮熱塗装経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 事業所全体のCO2排出量を年4,419tから3,749tへ、年670t(15.2%)削減する。
  • 主要システス系統のCO2排出量は年2,286tから1,616tへ、29.3%減る。
  • 燃料転換でエネルギーコストは増加し、投資回収は補助の有無にかかわらず見込めない。
  • 重油のハンドリングや供給設備管理の負荷がなくなり、作業の改善が期待できる。
  • 遮熱塗装で輻射熱が減り、酷暑の夏場の作業環境の改善が期待できる。

事業者の声

工場主燃料の重油から都市ガスへの燃料転換は、弊社の中期経営計画のキー戦略のひとつであるサステナビリティを推進するための重要な施策と位置付けていました。

国が掲げるカーボンニュートラル実現へ向けて、SHIFT事業の活用によって前進出来たことは、大きな意義があると考えます。

今後も設備面だけではなく、日常の使用エネルギーの抑制にも取り組みながら、より環境負荷を低減させるよう努めていきます。

愛知県の耐火物製造工場(窯業・土石製品製造業)
出典・注記

今後の展望

設備面だけでなく、日常の使用エネルギーの抑制にも取り組み、環境負荷をさらに減らす。

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