SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和6年度製造業大阪府

排熱回収型の番重洗浄システムを導入し、CO2を約6割減らす

株式会社武蔵野

成果主要システム系統のCO2排出量を524t-CO2/年から213t-CO2/年へ、59.4%減らす計画である。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 洗浄機の排水とコンプレッサーの排熱という、使われていなかった熱を温水づくりに回した。
  • 温水の熱源をガスのボイラーからヒートポンプに替え、電化と高効率化を同時に進めた。
  • メーカーなどと組んで新しい洗浄システムそのものを開発し、導入につなげた。
  • 騒音や室内の温度・湿度の上昇も抑えられ、職場環境が良くなった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社武蔵野
所在地大阪府
業種食料品製造業
相談先エコカーボン、三協

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 洗浄工程の大きなエネルギー消費番重洗浄機は乾燥に電気、温水づくりにガスを使い、コンプレッサーや温排水の熱は捨てられていた。そのためエネルギー消費とCO2排出が大きいことが懸念された。

やったこと

  1. 排熱回収型の洗浄機の導入排温水から未利用の熱を回収する洗浄機を新たに開発して入れた。熱の活用と消費電力の削減を図った。
  2. ヒートポンプによる電化洗浄用温水の加温を、ボイラー(温水ヒーター)の蒸気からヒートポンプに替えた。
  3. 排熱回収型コンプレッサー排熱を回収できるコンプレッサーを導入した。インバータ化と乾燥方式の変更も加え、消費電力を減らした。
  4. 工夫:洗浄機の停止中も排熱を活用自主対策として、洗浄機が止まっている間の排熱も有効に使うようにした。

補助金を使った経費

  • 排熱回収型高効率番重洗浄機高効率ヒートポンプ熱回収式高効率エアコンプレッサー経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 番重洗浄機の高効率化と排温水からの排熱回収で、CO2を年46t、エネルギーコストを年1,946千円減らす計画である。
  • コンプレッサーの高効率化と排熱回収で、CO2を年18t、エネルギーコストを年757千円減らす計画である。
  • 洗浄機の停止中の排熱活用で、CO2を年2t、エネルギーコストを年87千円減らす計画である。
  • 温水の熱源をガスからヒートポンプ(電気)に替え、CO2を年246t、エネルギーコストを年6,609千円減らす計画である。
  • エネルギーコスト削減額は約931万円/年で、投資回収年数は補助ありで約11.6年、補助なしで約17.2年である。
  • 騒音の発生や作業室内の温度・湿度の上昇を防ぎ、職場環境が改善した。

事業者の声

弊社はこれまで多くの省エネを伴う設備更新を行ってまいりました。

しかし、CO2排出量実質ゼロに向けて従来の省エネ設備更新に加え、新たな省エネシステムの開発・検討の必要があると考えていました。

そこで、エコカーボン様、三協様等とともに排熱回収・電化による省CO2省エネ化を実現する新しい番重洗浄システムの開発を行い、導入に結び付けました。

また排熱回収・省エネ・省CO2の3つの枠組みがSHIFT事業の目的と合致し、補助金取得にいたりイニシャルを低減できました。

今後もCO2削減、コスト改善を両立する先進的な省エネシステムの構築・開発を進めていきたいと考えています。

大阪府の食料品製造業
出典・注記

相談先と計画づくり

その他エコカーボン
その他三協

今後の展望

今後もCO2削減とコスト改善を両立する先進的な省エネシステムの構築・開発を進める考えである。

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