SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和6年度製造業静岡県

蒸気駆動コンプレッサーを導入し、余剰蒸気を活用してCO2を削減

株式会社サンエー化研

成果対策によるCO2削減量は年間155t-CO2と2t-CO2で、エネルギーコスト削減額は年間約881万円となる見込みである。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 環境省のLD-Techに指定される蒸気駆動エアコンプレッサーを導入した。
  • 生産で出る余剰蒸気を、空気をつくる動力として使い切る発想である。
  • 設備の導入に加え、電動機の吐出圧力を適正にする運用改善も行った。
  • 補助ありの投資回収年数は約3.4年で、補助なしの約5.1年より短い。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社サンエー化研
所在地静岡県
業種プラスチック製品製造業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 余剰蒸気の活用エネルギーの有効利用とCO2排出量の削減に向け、生産時に出る余剰蒸気をどう使うかが大きな課題だった。

やったこと

  1. 蒸気駆動コンプレッサーの導入既設の電動コンプレッサーに加え、出力75kWの蒸気駆動エアコンプレッサーを新たに導入し、電動機の稼働を抑えた。
  2. 電動機の運用改善稼働する電動コンプレッサーも吐出圧力を適正な値で運転し、電力使用量を減らした。
  3. 設備構成:既設の電動機既設は出力37kWが1台、22kWが4台である。
  4. きっかけ:補助事業の情報CO2削減計画を進める中で、県から環境省の同事業を紹介され、応募した。

補助金を使った経費

  • 蒸気駆動エアコンプレッサー経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 蒸気駆動エアコンプレッサーの導入で、CO2を年間155t-CO2削減する。
  • 電動コンプレッサーの吐出圧力低減で、CO2を年間2t-CO2削減する。
  • エネルギーコストは年間約881万円削減する。
  • 一部の電動コンプレッサーを止めることで、定期整備の頻度を下げられる。
  • 事業所全体のCO2は5,787t-CO2/年から5,630t-CO2/年へ、2.7%減る。
  • 主要システム系統のCO2は196t-CO2/年から39t-CO2/年へ、80.3%減る。

事業者の声

2030年の削減目標実現に向け、会社全体として、環境配慮型製品の設計・開発、CO2削減に繋がる設備や電力の導入、地域社会や業界、ステークホルダーとの連携に努めてまいります。

政府により宣言された「2050年カーボンニュートラル」実現に向け、当社もこの目標を理解し、更なる環境負荷の軽減に継続的に取り組んでまいります。

当社は、軽包装材料、産業資材、機能性材料の開発、製造及び販売を事業としており、製品を通じて社会の利便性向上に貢献してきましたが、その一方で、石油資源や電力エネルギーの消費、設備からの排ガス等地球環境に少なからず負荷を与えてきました。

当社はこのような状況を真摯に受け止め、環境負荷の軽減を図るべく、今回の施策のようなカーボンニュートラルへの活動を積極的に取り組んで行きたいと考えております。

静岡県のプラスチック製品製造業
出典・注記

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