町の写真館が、生成AIで古い写真の修復サービスを始め、新しいお客さんを呼ぶ

成果古い写真の修復:月10件ほどの相談から、月平均90件ほどの注文に

この事例のポイント

  • 七五三などの撮影が減る一方、古い写真を遺影にしたいという相談は月10件ほど来ていた。
  • 社長の修復の決まりを息子がまとめ、生成AIが直した案を出して社長が仕上げる流れを作った。
  • 修復の注文が月90件ほどになり、家族写真の撮影の予約にもつながった。

事業者のプロフィール

事業内容創業60年の町の写真館
所在地山形県
業種生活関連サービス業、娯楽業
従業員数従業員5名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 七五三や成人式の撮影は、スマホやスタジオの大手に流れ、5年前の6割ほどに減った。
  • 一方で、亡くなった親の古い写真を持ってきて「遺影にできないか」という相談が月に10件ほどあった。
  • 傷んだ写真の修復は社長が手作業でしていて、1枚に半日かかった。値段も高くなり、断ることが多かった。

やったこと

  1. 法事の前に古い写真を持ってきたお客さんから「どこに頼めばいいか分からなくて、ここに来た」と言われた。社長の息子は、修復を店の新しい柱にしようと考えた。
  2. 社長が30年の修復で気を付けてきたこと(顔の形を変えない、当時の服の色に近づける)を、息子が聞き取って決まりにまとめた。
  3. 写真を読み取ると、生成AIが傷や色あせを直した案を3つ出し、社長が選んで仕上げる流れを作った。
  4. 葬儀社と寺に案内を置いてもらい、遠方の人向けに郵送でも受けるようにした。顔が変わって見える案は、必ず社長がはねる決まりにした。

事業の効果

  • 古い写真の修復1枚にかかる時間:半日から約30分に
  • 修復:月10件ほどの相談から、月平均90件ほどの注文に
  • 修復を頼んだお客さんの約2割が、家族写真の撮影も予約するようになった
  • 葬儀社からの紹介が月に20件ほど来るようになり、撮影の落ち込みを補った

今後の展望

修復した写真をアルバムや額に仕立てる商品を増やし、法事や長寿の祝いの贈り物として売る。

同じ使い方に補助金は使える?

新しいサービスで新しいお客さんを呼ぶ取り組みは、小規模事業者持続化補助金の対象になりえます。修復の仕組みや設備に大きく投資して新しい市場に出る計画なら新事業進出補助金も考えられ、御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

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出典・補足

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