美容室が電話の予約を生成AIの自動応答に任せ、施術中に手を止めなくてすむようにする

成果施術中にスタイリストが電話に出る回数:1日約20回から0回に

この事例のポイント

  • 電話の予約は全体の6割で、施術中のスタイリストが手を止めて出ていた。
  • はさみを持ったまま電話に振り向いた一件をきっかけに、電話を受けて予約まで入れる自動応答を入れた。
  • 施術中の電話が無くなり、逃していた夕方の予約が戻った。

事業者のプロフィール

事業内容郊外の美容室
所在地熊本県
業種生活関連サービス業、娯楽業
従業員数スタイリスト5名、アシスタント2名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 電話の予約と問い合わせが1日30件ほどあり、受付の専任はいなかった。施術中のスタイリストが手を止めて電話に出ていた。
  • 予約の6割は今もネットではなく電話だった。常連さんの多くは60代以上で、「ネットは分からないから電話で」という人が多い。
  • 夕方の混む時間は電話に出られず、留守番電話を聞いて折り返す作業が閉店後に30分ほどかかっていた。

やったこと

  1. ある日、カットの途中で電話に出たスタイリストが、はさみを持ったまま振り向いて、お客さんの耳に当てそうになった。店長はこの件で「施術中は電話に出ない」と決め、代わりに電話を受ける仕組みを探した。
  2. 予約システムの会社に相談し、電話の声を聞き取って空き時間を確かめ、予約を入れる生成AIの自動応答を、店の予約システムとつないで作った。
  3. 「白髪染めとカットで何分かかるか」「駐車場はあるか」など、電話でよく聞かれる質問と答えを、受付ノートから85項目にまとめた。
  4. 常連さんには会計のときに「電話の声が機械になりますが、いつもどおり話してもらえば大丈夫です」と書いた手書きのカードを渡した。名前を言えば、いつもの担当で予約が入るようにした。

事業の効果

  • 施術中にスタイリストが電話に出る回数:1日約20回から0回に
  • 閉店後の折り返しの電話:毎日約30分から無しに
  • 夕方の電話に出られずに逃していた予約が戻り、月の予約数が前年より8%増えた
  • 心配していた常連さんからの苦情はほとんど無く、80代のお客さんからは「夜でも予約できて助かる」と言われた

今後の展望

予約の電話で聞いた希望の髪型をカルテに残し、来店前に担当が確かめられるようにする。

同じ使い方に補助金は使える?

予約システムとつないだ電話の自動応答の構築は、省力化投資補助金(一般型)などが対象になりえます。電話の自動応答サービスに月額で入るだけでは対象になりにくく、御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

AI導入に使える補助金を見る

補助金を使ったAIの採択事例を見る ›

ほかの生成AIの事例

生成AIの事例をすべて見る
出典・補足

この一覧には、採択事例のほかに参考事例も含まれています。