2024年度から開始される省力化投資補助金ですが、飲食業において、一体どのように活用できるのか気になっている人も多いでしょう。今回は省力化投資補助金の概要や飲食業における具体的な事例について解説していきます。
目次
中小企業省力化投資補助事業とは
中小企業省力化投資補助事業(省力化投資補助金)は、中小企業の省人化・省力化の取組みを支援する補助金です。DX・IoT・AI導入などに係る費用を最大1,500万円、補助率1/2の条件で補助します。
上記の資料によると「中小企業省力化投資補助事業(省力化投資補助金)」の令和5年度補正予算案額は1,000億円となっています。
【2024年度】省力化投資補助金の対象となる取組みや経費
省力化投資補助金は大きく①省人化と②省力化の取組みに利用することができます。
省力化投資補助金の詳細は【省力化投資補助金とは?最新情報を速報解説!】で解説しています。
①省人化の取組み:人的工数を削減
省人化とは、業務の工程を見直して、不要な作業を省くことなどにより、人的工数の削減を図ることです。
②省力化の取組み:作業負担の軽減
次に省力化の取り組みです。こちらは、人員を削減するのではなく、従業員の作業負担を軽減し、生産性の向上を図ることを目的としています。
そもそも飲食業におけるDXとは
そもそもDXとはどういった定義なのでしょうか。
経産省によれば、DXとは「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」と定義されています。
レストランや店舗における飲食DXの必要性と背景
飲食業におけるDXの必要性と背景の主な理由を解説します。
人手不足の解決
新型コロナウイルスの影響で飲食業界は深刻な人手不足に直面しています。帝国データバンクの調査によると、飲食業者の多くが正社員や非正規社員の不足を経験しています。少子高齢化の影響で労働力が減少する中、デジタル技術を活用して業務を効率化することは、今後の長期戦略として不可欠です。
アフターコロナ時代のニーズへの対応
コロナウイルスは飲食業界の顧客ニーズに大きな変化をもたらしました。多くの顧客が非接触型サービスや自動化を好むようになり、チェックインや清掃など従来の対面サービスをデジタル化する必要が生じています。これに対応するためには、新しい技術の導入とサービスの再構築が求められます。
労働環境の改善
飲食業界は従来から過酷な労働環境と高い離職率に直面していました。特にコロナ禍での人手不足はこの問題を悪化させています。DXを通じて業務を根本的に改革し、より良い労働環境を提供することは、持続可能な経営のためにも重要です。
省力化投資補助金が使える飲食業のDX事例3選
①モバイルオーダーシステムによる省力化
飲食業界では、モバイルオーダーシステムの導入により、注文と会計のプロセスが大幅に効率化されます。このシステムを利用することで、スタッフは注文受付から解放され、より重要な業務に集中できるようになります。結果として、人件費の削減と業務の効率向上が実現します。
多くの業界が人手不足の問題に直面しており、この課題に対処するため省力化投資補助金の活用がますます重要になるでしょう。詳しくは下記よりご相談ください。
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PROFILE
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兵庫県出身、関西学院大学卒。調達件数100社以上、成功確率80%超。
東証プライム上場の事業会社→コンサルファームを経て2023年起業。経営者の新たな挑戦をサポートするため、事業再構築補助金やものづくり補助金、融資等を活用した資金調達支援やインキュベーション事業、イベント事業を提供しています。
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