受託開発のシステム会社が、生成AIでテストの準備を自動化し、納品前の残業を減らす

成果1案件のテストの準備:約10日から約4日に

この事例のポイント

  • 納品前のテストに10日かかり、エンジニアの残業が月60時間を超えていた。
  • 各自で生成AIを使うとばらばらになったため、会社の決まりに沿ってテストの手順を作る仕組みにした。
  • テストの準備が4日ほどになり、納品後の不具合も1案件2件ほどに減った。

事業者のプロフィール

事業内容中小企業向けの業務システムを受託開発する会社
所在地石川県
業種情報通信業
従業員数従業員22名

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 開発の終わりのテストは、テストの手順書を手で作り、画面を1つずつ動かして確かめていた。1案件で10日ほどかかった。
  • 納品前の2週間はエンジニアの残業が月60時間を超え、毎年この時期に体調を崩す人が出た。
  • テストの漏れで納品後に不具合が見つかり、お客さんから「前も同じことがあった」と言われたことがあった。

やったこと

  1. 最初はエンジニアが各自で生成AIにテストの手順を作らせたが、人によって書き方がばらばらで、レビューに余計に時間がかかった。
  2. 開発部長が、過去の案件の手順書と、納品後に見つかった不具合約300件をまとめ、会社としてのテストの決まりを作った。
  3. 仕様書と画面の設計を入れると、生成AIが会社の決まりに沿ってテストの手順と確かめる値の一覧を作る仕組みを作った。
  4. 過去に不具合が出た箇所に似た所には、生成AIが必ず「要注意」の印を付ける。最初は社内のシステムの改修で試し、2件目からお客さんの案件に使った。

事業の効果

  • 1案件のテストの準備:約10日から約4日に
  • 納品前のエンジニアの残業:月60時間超から月25時間ほどに
  • 納品後に見つかる不具合:1案件平均7件から2件に
  • 空いた時間でお客さんへの操作説明の動画を作るようになり、保守契約を結ぶお客さんが増えた

今後の展望

テストの決まりを新人の教育にも使い、2年目のエンジニアにもテストを任せられるようにする。

同じ使い方に補助金は使える?

自社の開発の流れに合わせたテストの仕組みの構築は、省力化投資補助金(一般型)などが対象になりえます。御社の使い方が対象になるかは公募要領の条件で変わります。

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出典・補足

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