父のかまぼこ店を継ぎ、焼きたて揚げたての実演販売で若い客をつかむ

有限会社川虎かまぼこ

成果かまぼこに関心のなかった若い客が買ってくれるようになった。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 幼いころから父の仕事を見て育ち、20代前半から修業しながら営業に力を注いできた。
  • 工場に直売店はあったが、その場で焼いたり揚げたりして出す形はなかった。
  • ちくわを焼く様子を見せ、揚げかまぼこをできたてで出した。
  • 店の内装と設備の色をそろえ、地味なイメージから抜け出した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社川虎かまぼこ
所在地長崎県
業種かまぼこの製造販売
従業員数14人

事業の経緯

長崎県で、父が品質と味に妥協しないかまぼこを作ってきた。現代表は幼いころから父の仕事を見て育ち、20代前半から修業しながら、20年あまり製造を生かした営業に力を注いできた。

その経験を生かし、2021年10月に代表を交代した。

父のかまぼこづくりを受け継ぎながら、営業で出会った客の声を生かして、かまぼこを身近に感じてもらえる売り方に取り組んだ。直売店を改装し、焼きたてと揚げたての実演販売を始めた。

20代の若い客もかまぼこに興味を持つようになった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • かまぼこを身近に感じてもらう客の声から、かまぼこをもっと身近に感じてもらえる売り方が必要だと感じていた。工場に直売店はあったが、その場で焼いたり揚げたりして出す形はなかった。

やったこと

  1. 父からの承継幼いころから父がかまぼこを作る姿を見て育ち、20代前半から修業しながら20年あまり営業に力を注いできた。その経験を生かして、2021年10月に代表を交代した。
  2. 直売店の改装直売店の壁や床の下地の工事などを行い、実演販売ができる店に改装した。内装と設備の色をそろえ、明るい雰囲気にした。
  3. 焼きたて・揚げたての実演ちくわ焼き機を入れてちくわを焼く様子を見せ、フライヤーで揚げかまぼこをできたてで出した。季節の商品や限定商品も揚げて、スーパーとの違いを出した。
  4. 見せ方の工夫できたての揚げかまぼこを皿に盛り、照明を当てて客の目の高さに並べた。

補助金を使った経費

事業の効果

  • できたてのちくわや揚げかまぼこの実演販売で、かまぼこに関心のなかった若い客が買ってくれるようになった。
  • 照明を当てて目の高さに並べたことで、商品が目にとまり、買う客が増えた。
  • 内装と設備の色をそろえて明るい雰囲気になり、かまぼこ店の地味なイメージから抜け出せた。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.5 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的客の声から直売店を実演販売に変える必要を感じ、20年あまりの営業経験を生かして2021年10月に代表交代したと、目的と経緯が明確。
  • 4
    売上・利益の見込みかまぼこに関心のなかった若い客が買うようになり、照明で目の高さに並べたことで買う客が増えたと、売上増加の効果が書かれている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    客の声から直売店を実演販売に変える必要を感じ、20年あまりの営業経験を生かして2021年10月に代表交代したと、目的と経緯が明確。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    直売店の壁・床の下地工事、ちくわ焼き機、フライヤーの導入と、2021年10月の代表交代という段取りが具体的に示されている。

収益性4.0
  • 売上・利益の見込み4

    かまぼこに関心のなかった若い客が買うようになり、照明で目の高さに並べたことで買う客が増えたと、売上増加の効果が書かれている。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    父の味を受け継ぎ、従業員14名の製造販売を続けつつ店を改装したとあるが、承継後の成長計画の記述は限られる。

事業者の声

事業継承をし、直売店をリニューアルしたことで、20代の若者もかまぼこに興味を持ち、新たな顧客を獲得できた。今後は、季節に応じた商品や、品質にこだわった商品づくり、実演販売をいかすことで鮮度感がある商品を提供できるので、より幅広い世代の顧客の獲得ができるのではないかと考える。

長崎県のかまぼこの製造販売(従業員14名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

できたての商品や季節の商品を目当てに来る新しい客を入り口に、価格の高い板付きかまぼこやギフトも買ってもらえるようにしたい。SNSやチラシ、地域のイベントで商品と取組を知らせ、長崎ならではの商品の開発や、店のこだわりを紹介する取組も考えている。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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