紙管の部門を責任者が独立して引き継ぎ、温度センサー向けの紙管に参入

株式会社雅紙管✓ 経産省などの認定・選定

成果新しい顧客の規格と品質に応えられ、新たな受注を得た。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 元の会社はフィルムの受注が大きく増え、事業をフィルムに絞ることになった。
  • 長年の紙管の技術と顧客を手放すのは惜しいと、責任者が引き継いだ。
  • コロナで既存の取引先が落ち込み、新しい顧客が必要になった。
  • 営業の部署を新しく立ち上げ、1人を配属した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社雅紙管
所在地京都府
業種紙管の製造
従業員数18人

事業の経緯

京都府の元の会社は、フィルムのスリット加工、紙管の製造、パッケージの3つの事業を営んでいた。2017年にフィルムの受注が大きく増え、事業をフィルムに絞ることになった。

長年培ってきた紙管の製造技術と顧客を手放すのは惜しかった。

そこで、紙管の部門の責任者として働いていた現代表が事業を引き継ぎ、2017年9月に会社を設立した。コロナで既存の取引先が落ち込んだため、温度センサー用や食品向けの紙管に乗り出した。

設備を入れて営業の部署もつくり、新たな受注を得た。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 紙管事業の行き場元の会社はフィルムのスリット加工、紙管の製造、パッケージの3つの事業を営んでいたが、2017年にフィルムの受注が大きく増え、事業をフィルムに絞ることになった。長年の紙管の製造技術と顧客を手放すのは惜しかった。
  • 取引先の落ち込みコロナで既存の取引先が落ち込み、新しい顧客の獲得が必要だった。新しく営業を行う部署もなかった。

やったこと

  1. 責任者による承継当時、紙管の部門の責任者として働いていた現代表が事業を引き継ぎ、2017年9月に会社を設立した。
  2. 設備の導入需要が高まる温度センサー用や食品向けの紙管を作るため、顧客の製品規格と求める品質に応えられるマンドレルと紙管の切断機を入れた。
  3. 営業の体制づくり営業の部署を立ち上げて1人を配属し、新しい顧客への営業を進めた。

補助金を使った経費

事業の効果

  • マンドレルと紙管の切断機を入れたことで、新しい顧客の製品規格と求める品質に応えられ、新たな受注を得た。
  • 営業の部署を立ち上げたことで、営業先のニーズや課題を集められ、満足してもらえる製品を考えられた。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.5 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的フィルム受注増で事業をフィルムに絞る中、長年の紙管技術と顧客を手放すのは惜しいと責任者が承継し、目的と必要性が明確に書かれている。
  • 4
    売上・利益の見込み温度センサー用や食品向けの新しい顧客を獲得し、新たな受注を得たと記載され、売上増加の見込みが具体的な取引で裏付けられている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    フィルム受注増で事業をフィルムに絞る中、長年の紙管技術と顧客を手放すのは惜しいと責任者が承継し、目的と必要性が明確に書かれている。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    2017年9月に会社を設立し、マンドレルと切断機を導入、営業部署を立ち上げて1人配属と、取組の内容と体制が具体的に示されている。

収益性4.0
  • 売上・利益の見込み4

    温度センサー用や食品向けの新しい顧客を獲得し、新たな受注を得たと記載され、売上増加の見込みが具体的な取引で裏付けられている。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    従業員18名の体制で新規顧客への営業を進め、顧客ニーズを集めて製品を考えられる仕組みがあるが、承継後の成長計画の数値は示されていない。

受けた国の認定・補助金

認定・届出

補助金・助成金

  • 事業再構築補助金(第6回)中小企業庁・1,907万円

事業者の声

自身の考えで会社経営を行える点や既存の顧客への供給責任を果たせた点は良かったと感じている。

京都府の紙管の製造(従業員18名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

幅広い規格の紙管を作れるようになり、売上の増加が見込める。今後は多くの規格の紙管が必要な温度センサーの分野に入っていく。

従業員の高齢化や原材料の値上がりに備えて生産効率が30%上がる製造機の導入を考え、元の会社が営むフィルムのスリット加工への展開も検討している。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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