レーザー彫刻機と名入れの注文ページで、企業のノベルティを受ける

ウメザワ(売上高:1億円~3億円)

成果木製品への高精度な名入れができるようになり、企業向けのノベルティの需要を取り込める見込みが立った。

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この事例のポイント

  • コロナ禍で卸問屋向けの売上が大きく減る一方、子が手がけた通販の売上が急に伸びた。
  • 柔軟な判断と会社の若返りが必要だと考え、親が代表を退いた。
  • レーザー彫刻機を入れ、試作を重ねて寸法±0.1mmの刻印ができるようにした。
  • 名入れの注文専用の販売ページで、一般の消費者からも名入れを受けられるようにした。

事業者のプロフィール

事業者名ウメザワ(売上高:1億円~3億円)
所在地三重県
業種木製品の製造・通販

事業の経緯

木製品をつくる会社で、先代は卸問屋向けの販売を中心に事業を築いてきた。コロナ禍で卸問屋向けの売上は大きく減ったが、承継者が手がけた通販の売上は急に伸びた。

先の見えない環境で柔軟な判断をするため、会社の若返りが必要だと考え、2020年2月に先代が代表を退いた。

事業承継・引継ぎ補助金でレーザー彫刻機を入れ、試作を重ねて寸法±0.1mmの刻印ができるようにした。名入れの注文専用の販売ページも整え、企業のノベルティと一般の消費者の両方から名入れを受けられる体制をつくった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 卸問屋向けの売上の急減コロナ禍で、先代が築いた卸問屋向けの売上が大きく減った。一方で、承継者が手がけた通販の売上は急に伸びていた。
  • 会社の若返り先の見えない経営環境では柔軟な判断が必要で、会社全体の若返りも必要だと考えた。仕入れ先や売り先の引き継ぎにめどがついたことから、2020年2月に先代が代表を退いた。

やったこと

  1. レーザー彫刻機の導入レーザー彫刻機を入れ、試作の加工を繰り返して操作方法と加工の経路を最適にした。最終的に、図面どおり寸法±0.1mmの高精度な刻印ができるようになった。
  2. 名入れの注文専用の販売ページレーザーで名入れしたまな板などの販売ページのシステムを入れ、ネットで受けた注文どおりに加工して届けられる体制をつくった。

補助金を使った経費

事業の効果

  • レーザー彫刻機で、木製品への高精度な名入れの加工ができるようになった。
  • ノベルティなど企業向けの需要を取り込める見込みが立った。
  • 名入れの注文専用の販売ページをつくったことで、一般の消費者からも名入れの注文を受けられるようになり、既製品の付加価値と利益率が上がる見込みである。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.5 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的コロナ禍で卸問屋向け売上が大きく減り、柔軟な判断と若返りが必要と考えて2020年2月に先代が退いた。承継の目的と必要性が明確に示されている。
  • 4
    計画の具体性と体制仕入れ先や売り先の引き継ぎにめどがついてから代表交代し、試作を重ねて±0.1mmの刻印を実現、名入れ注文の販売ページも整備されており、取組が具体的で実現性が高い。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    コロナ禍で卸問屋向け売上が大きく減り、柔軟な判断と若返りが必要と考えて2020年2月に先代が退いた。承継の目的と必要性が明確に示されている。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    仕入れ先や売り先の引き継ぎにめどがついてから代表交代し、試作を重ねて±0.1mmの刻印を実現、名入れ注文の販売ページも整備されており、取組が具体的で実現性が高い。

収益性3.0
  • 売上・利益の見込み3

    名入れ注文の受付で既製品の付加価値と利益率が上がる見込み、企業向けノベルティの需要を取り込める見込みと記載されている。ただし売上増加の数値は示されていない。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    通販事業を伸ばした承継者が経営を引き継ぎ、会社全体の若返りを図る計画で、承継後の事業継続と成長の方向性が示されている。数値目標は少ない。

出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

企業のロゴ入りのノベルティづくりを、商社や卸問屋に売り込む。国内の展示会やイベントに出て、ロゴを刻んだ木製品を宣伝する。

一般の消費者向けには、既存の通販サイトに名前などの刻印をオプションで付け、客単価と収益性を上げる。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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