調味料の会社を引き継ぎ、1食分の小袋調味料をつくる

株式会社アクシュワン

成果営業先が広がり、小袋に詰められることが関心を呼んで商談の回数が増えた。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 委託先の調味料の会社の前代表が体調を崩し、廃業を迷っていたため引き継いだ。
  • 冷凍食品と調味料の互いの強みを合わせ、常温で液体を保存するノウハウを得た。
  • テイクアウトや個食化で増えた、1食分の付属調味料の需要をねらった。
  • 小袋に詰める機械を入れ、これまで営業していなかった先にも売り込めるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アクシュワン
所在地福岡県
業種冷凍食品・調味料の製造
従業員数39人

事業の経緯

冷凍食品の製造販売を営む会社で、創業以来、鍋の素やソースなどの製造を地元の調味料の会社に任せてきた。その会社の前代表が体調を崩し、譲れる相手が見つからず廃業を迷っていると相談を受けた。

自社の製品や取引先への影響を心配し、2021年11月に株式を取得して引き継いだ。

承継によって、常温で液体を保存するノウハウを得て、大きめのロットの液体商品も引き受けられるようになった。コロナ禍で1食分の調味料の需要が増えたことから、事業承継・引継ぎ補助金で小袋充填機を入れた。

ネット通販の会社や飲食チェーンなど、新しい売り先への営業を始めている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 委託先の廃業の危機創業以来の委託先だった調味料の会社の前代表が体調を崩し、譲れる相手がいないため会社をたたむか迷っていると相談を受けた。この会社がつくる鍋の素やソースを使った製品や、取引のある関係者に大きな影響が出ることを心配し、2021年11月に株式を取得して引き継いだ。
  • 1食分の調味料の需要コロナ禍でテイクアウトや個食化が進み、1食分の付属調味料の需要が増えていた。

やったこと

  1. 小袋に詰める機械の導入付属調味料を大量につくれる小袋の充填機を入れ、小袋の商品の受注を始めた。ネット通販の会社や飲食店、豆腐店などに営業し、小袋に詰められることを伝えた。
  2. 特産品の小袋商品の試作地域の特産品として売る小袋商品を開発するため、試作品をつくった。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 小袋充填機を入れたことで営業の範囲が広がり、ネット通販の会社や飲食チェーン、豆腐店などにも営業できるようになった。
  • 小袋に詰められることが相手の関心を引き、商談の回数が増えた。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均3.3 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 4
    承継を機にした取組の目的前代表の体調不良と譲れる相手がいない状況から廃業の危機を認識し、2021年11月に株式取得で引き継いだ具体的な経緯が明確に書かれている。
取組の目的・必要性4.0
  • 承継を機にした取組の目的4

    前代表の体調不良と譲れる相手がいない状況から廃業の危機を認識し、2021年11月に株式取得で引き継いだ具体的な経緯が明確に書かれている。

実現可能性3.0
  • 計画の具体性と体制3

    2021年11月に株式を取得して引き継ぎ、小袋充填機を導入して営業先を広げた流れが書かれ、計画は実行されている。ただし体制や詳細スケジュールの記述は薄い。

収益性3.0
  • 売上・利益の見込み3

    小袋充填機導入後、ネット通販の会社や飲食チェーン、豆腐店などに営業先が広がり、商談の回数が増えたと書かれている。売上増の数字はない。

継続性3.0
  • 事業の継続3

    委託先の鍋の素やソースを使う製品や取引関係者への影響を心配して引き継ぎ、事業を継続している。承継後の成長計画は具体的な数字がない。

事業者の声

冷凍食品が主であるが、事業を引き継いだ結果、常温での液体食品の常温保存に関するノウハウが得られた。また、液体調味料事業を自社に引き入れたことで、自社では引き受けられなかった比較的大きなロットの液体商品を液体調味料事業で行うことができるようになった。

福岡県の冷凍食品の製造業(従業員39名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

定番の小袋商品を何種類かつくって営業し、独自の味を求める取引先にはオリジナル商品を開発していく。取引先独自の味の小袋商品を受注することを目指す。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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