祖父の代から続く学生服の会社を継ぎ、制服のリユース店を開く

キンパラ株式会社

成果開店から数か月で80人から750点を買い取り、多くのメディアに取り上げられた。

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この事例のポイント

  • 祖父が創業し、85年以上地元で学生服を作ってきた。
  • 2020年に社長に就き、2022年に前社長が代表を降りて承継が完了した。
  • 安い制服を求める声に応え、環境にも配慮したリユース事業に参入した。
  • プレスリリースで、費用をかけずに認知度を高めた。

事業者のプロフィール

事業者名キンパラ株式会社
所在地静岡県
業種学生服・ユニフォームの製造販売
従業員数55人

事業の経緯

静岡県で、祖父が創業して以来85年以上、地元で学生服を作り続け、地域の経済と雇用を支えてきた。希少な縫製工場を守り、学生服を届け続けることに意義と責任を感じ、現代表は承継を決めた。

2020年9月に社長に就き、前社長は代表取締役相談役として2人で承継を進めた。

2022年11月に前社長が代表を降り、正式に承継が完了した。承継を機に、安い制服を求める声に応えて環境にも配慮するリユース事業に参入した。

既存の店を改装してリユース店を併設し、開店から数か月で多くのメディアに取り上げられた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 縫製工場と地域の雇用を守る祖父の創業から85年以上、地元で事業を続けてきた。希少な縫製工場を守り、学生服という欠かせない品を届け続けることに意義と責任を感じ、承継を決めた。

やったこと

  1. 段階的な承継2020年9月に社長に就き、前社長は代表取締役相談役として2人で承継を進めた。2022年11月に前社長が代表を降りて、正式に承継が完了した。
  2. リユース店の併設安い制服を求める声に応え、環境にも配慮するため、制服のリユース事業に参入した。既存の店を改装してリユース店を併設し、店名とロゴを決めた。
  3. システムと工場の準備補助金とは別に、リユース事業に必要なシステムを準備し、修理の増加に備えて工場に設備を入れた。プレスリリースも出した。

補助金を使った経費

事業の効果

  • 既存の店にリユース店を併設し、新しい客層の開拓につながっている。
  • 2023年10月24日の時点で、80人から750点の商品を買い取った。
  • 開店から数か月で新聞3紙、地域の経済誌2誌、業界紙1誌、ラジオとテレビ各1回で取り上げられ、認知度とブランド力が高まった。

審査の観点ごとの評価[1]

事業承継・M&A補助金

観点の平均4.3 / 5
15次の採択率[2]61.3%応募551件・採択338件

この事例が強かった観点

  • 5
    承継を機にした取組の目的縫製工場と地域の雇用を守るため承継を決めたと明記され、85年以上の地元事業を続ける責任感が目的として明確。
  • 4
    計画の具体性と体制2020年9月に社長就任、2022年11月に前社長が退任し承継完了と段階的な日程が示され、体制も2人で具体的。
  • 4
    売上・利益の見込み開店数か月で80人から750点を買い取り、既存店併設で新しい客層を開拓している。売上増の数字は示されていない。
取組の目的・必要性5.0
  • 承継を機にした取組の目的5

    縫製工場と地域の雇用を守るため承継を決めたと明記され、85年以上の地元事業を続ける責任感が目的として明確。

実現可能性4.0
  • 計画の具体性と体制4

    2020年9月に社長就任、2022年11月に前社長が退任し承継完了と段階的な日程が示され、体制も2人で具体的。

収益性4.0
  • 売上・利益の見込み4

    開店数か月で80人から750点を買い取り、既存店併設で新しい客層を開拓している。売上増の数字は示されていない。

継続性4.0
  • 事業の継続4

    縫製工場と地域雇用の維持を掲げ、リユース事業やシステム・工場設備の準備で事業継続と成長の道筋を示している。

事業者の声

良かった点:①歴史と伝統の継承: 事業承継により、祖父から受け継いだ歴史と伝統を継承することができました。これは地域社会や顧客に対する信頼とつながりを築く基盤となります。

②ブランド価値の保持: 事業を承継することで、既存の顧客や取引先との関係性を維持し、ブランド価値を守ることができました。これは企業の安定性と成長に寄与します。

③持続可能性の向上: 自社の縫製工場を継承することで、地域の雇用を維持し、持続可能なビジネスモデルを構築することができます。今後は、新しい技術やイノベーションを積極的に導入し、生産性を向上させることで競争力を強化します。また、社会的責任の履行: 環境負荷の低減や地域社会への貢献など、社会的責任を果たす取り組みを積極的に行い、持続可能な発展を目指します。

静岡県の学生服・ユニフォームの製造販売(従業員55名)
出典・注記
  1. [1]審査の観点の点数は、事業承継・M&A補助金の公募要領にある観点で当社が付けたもので、実際の審査の点数ではありません。
  2. [2]この事例の回が分からないため、採択率は直近の回(15次)の数字です。

今後の展望

買い取りやリユースの手順を効率化し、調達、クリーニング、修繕までの流れを見直す。SNSやメディアを使った発信やイベントで認知度を高め、既存の店への併設やオンライン販売で販路を広げたい。

事業承継・M&A補助金とは

直近の15次の採択率は61.3%(応募551件・採択338件)。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。

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